ドラマ のだめカンタービレ 3
 「あの人はきっと 
 音楽を 人を 尊敬してて 
 それが自分にかえってくる」
 のだめカンタービレの原作で、シュトレーゼマンがSオケの指揮をする感動的なシーン。ドラマで実際に音が加わり、冒頭から引き込まれた。
 しかし、音がない漫画のほうが、感動は大きかった。読者に想像の余地があるからこそ、生きてくる場面なのかもしれない。原作者の読者に委ねることのうまさには、ほとほと関心する。
 ドラマ第3話は、佐久桜のエピソードを交えて、指揮に関わる千秋の変化を描いている。漫画の台詞をそのまま使うことで、これだけ楽しめるドラマになるとは。原作がいかに優れているかを改めて実感した。
のだめカンタービレ (3)
二ノ宮 知子 
コメント