アウラ
クラシックをアカペラで歌うグループ「アウラ」のファースト・アルバム。「トルコ行進曲」「月光」「ユモレスク」などの名曲が透明な歌声で紡がれる。
アウラ
アウラ
ギュンター・ヴァント指揮、北ドイツ放送交響楽団によるブラームス交響曲第4番のCDを聴く。冒頭、早い印象を持ったが、引き締まった滔々と進められる音楽のうねりに心地よく身をゆだねることができた。
ブラームス:交響曲第4番
北ドイツ放送交響楽団 ブラームス ヴァント(ギュンター)
ポリーニのピアノ、カール・ベーム指揮、ウィーン・フィルによるベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番と第5番のCDを聴く。ベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番は、第5番《皇帝》の華やかさの陰に隠れてしまう曲だが、深みと広がりのあるいい曲である。このCDでは、ポリーニの粒のそろった美しいピアノとベームの指揮による格調のある演奏で、一段の高みにある音楽を聴かせてくれる。
ベートーヴェン:P協奏曲4&5
ポリーニ(マウリチオ) ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
昭和のバラエティ番組からのヒッツを25曲収録したCD。いや~、あの時代の楽観的なエネルギーはすごいと感じる。「プロポーズ大作戦」「タケちゃんマン」「デンセンマン」などのあっけらかんとした曲や、「カリキュラマシーン」「ネコニャンニャンニャン」などのシュールな世界、「ひらけ!チューリップ」「しらけ鳥音頭」の悲哀、「なぜか埼玉」ではないが、右も左もみんな昭和である。
たこ八郎の「たこでーす」を久石譲が作曲していたとは。
SHOW WA!-バラエティー・レボリューション
EPO あのねのね さいたまんぞう
「私は騙されません。武田家の存念はその者の顔に表れておりまする。醜い悪鬼じゃ。」
山本勘助に追いつめられた諏訪頼重が、晴信との和睦を決意したとき、異を唱えたのが、頼重の息女、由布姫であった。勘助と由布姫との最初の対面シーンである。この二人の関係は、ドラマの縦糸となっていくのであろう。
内野聖陽の隻眼の演技が、ますます冴えてきている。
昨年「爆笑問題×東大 東大の教養」が放映され、興味を持ってみた。爆笑問題は、居並ぶ東大の教授陣に対し、「もっと日常をひきずりこまなければ」と提起した。爆笑問題が名実を伴った最高学府にズバリと切り込む様は、だいぶ反響があったようだ。
それを受け、具体的な領域に爆笑問題が分け入る「ニッポンの教養」の放送が始まった。第1回は、発生生物学の浅島誠教授の研究室探訪。浅島教授は、再生医療の道筋を示し、最もノーベル賞に近い科学者とも言われている。番組では、イモリやカエルの受精卵を取り出し、心臓などの器官を作り出すことが紹介されていた。爆笑問題は、歯に衣着せぬ物言いで、「先生のやったことで後に引けなくなっているんじゃないんですか。」など、科学と倫理の問題にまで踏み込んだ発言をしていた。
30分では内容に消化不良の感もあったが、知的興奮を与えてくれる番組だった。このような、学問を身近に捉えさせてくれる番組は、もっとあっていい。
爆笑問題×東大 東大の教養
爆笑問題
アニメ「のだめカンタービレ」の、4月12日放送の第12話では、千秋とのだめのラフマニノフの連弾に引き込まれた。その二人の親密さに打ちのめされた多賀谷彩子の「コシ・ファン・トゥッテ」でのアリアなど、音楽とストーリーが見事にからんだ展開が要領よく描かれていた。プリごろ太のチョコレートの丁寧な描写など、ファンの心理をとらえた演出が光る。
ピンク・パンサー3は、ピンク・パンサーシリーズの中でも最もドタバタが激しい作品で、個人的には一番気に入っている。ピンクの豹がサウンド・オブ・ミュージックよろしくジュリー・アンドリュースのコスチュームで踊るなど、オープニングの名作映画のパロディも楽しい。
ピーター・セラーズ演じるクルーゾー警部の元上司(ハーバート・ロム)が、クルーゾー警部のあまりの無軌道ぶりに異常をきたし、ペンシルベニアの奥地に秘密兵器を据え付け、国連本部を消滅させる。全世界に対してクルーゾー警部を抹殺するよう要求するが、各国が送り込んだ刺客は、クルーゾーのあまりの非常識と強運の前に、すべて自滅していく…。
あらすじを書くのもばかばかしいほどのストーリーである。しかし、ここまでドタバタに徹して本気で作る姿勢もある意味すごく、抜群の面白さ。完成度はかなり高い作品。
ピンク・パンサーの第1作は、「ピンクの豹」と呼ばれるダイヤモンドをめぐるコメディとして1964年に制作された。監督はブレイク・エドワーズ。怪盗ファントムが主人公のはずだったが、ピーター・セラーズ演じるとぼけた警部の人気が高く、こちらを主役に据えたシリーズとなった。
ダイヤモンドのイメージ・キャラクターとして登場したピンク色の豹も、アニメ化されて人気を博し、世界的なアイドルとなっている。
ヘンリー・マンシーニによるミステリアスなテーマ曲も忘れがたい。
ピンク・パンサー フィルム・コレクション
ピーター・セラーズ ブレイク・エドワーズ デイビッド・ニーヴン
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