ONE PIECE 45
尾田栄一郎の描く大河漫画「ワンピース」の45巻は、10巻に及んだCP9編が終わり、次の冒険への幕間つなぎ的な内容。しかし、作者はこのような間奏曲的な話を描くのが、実にうまい。たいへんいい雰囲気で、膨大なキャラクターそれぞれが息づき、成長が感じられる。大きなストーリーのうねりが一段落し、肩の力が少し抜けたことで、かえって作品の良さがごく自然に醸されていた。
それぞれの登場人物が夢を持ち明るく前向きに進む、今の少年漫画の中では貴重な作品。
ONE PIECE 巻45 (45)
尾田 栄一郎
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