相手に「伝わる」話し方
「週刊こどもニュース」のお父さん役として、子どもでも分かるようニュースを解説することに苦心した池上彰が、自らの体験をもとに綴った話し方の書。
NHKに記者として採用され、警察まわりをする中で身につけたコミュニケーションの方法、記者リポートでの失敗、「ニュースセンター845」のキャスターとして報道について考えたこと、そして、「週刊こどもニュース」で工夫した表現などが語られている。生身の体験から出てくる言葉は、説得力がある。
何より、具体的ですらすら読めるのに、内容が豊富であり、しっかりとメッセージが伝わってくる。この書自体が、「伝え方」のお手本である。
さて、このブログを始めてちょうど2年がたった。1日ひとつのペースで何かを伝える試みは、まだ続いている。更新は一週間に7つ分という形になる場合が多いが、ともあれ2年で 365×2=730 の文章をアップした。いまだに拙い内容だが、続けることで見えてくるものもあると信じ、伝えることの模索をしていきたい。
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