ヴェデルニコフ シューベルト さすらい人幻想曲
シューベルトの、楽譜に書くのが追いつかないほどに次々とほとばしり出てくる曲想を感じさせられる「さすらい人幻想曲」。ヴェデルニコフのピアノは、情熱と抑制の絶妙なバランスで表現しており、20分を越える曲だがずっと引きつけられる演奏であった。
シューマンの「交響的練習曲」、ブラームスの「パガニーニの主題による変奏曲」、いずれもドイツ・ロマン派のほのかな抒情とある種の渋みがないまぜになった独特の趣がある曲。真摯で抑制の美をもったピアノによる品のある演奏。
ロシア・ピアニズム名盤選-5 シューベルト:さすらい人幻想曲/シューマン:交響的練習曲/ブラームス:パガニーニ変奏曲
ヴェデルニコフ(アナトリー) シューベルト シューマン
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