マリンドリーム能生
スーパーカミオカンデを見学した翌日、富山のホテルに一泊し、北陸道を通って帰る。富山から東100kmにある新潟県糸魚川市の能生インターを降り、海辺をドライブして「マリンドリーム能生」に寄る。カニの直売所や海洋公園が併設された国道8号線の道の駅だ。
能生海洋公園には、海を背景に様々なオブジェや展望台が点在し、趣がある。一画には県立海洋高等学校の実習船が展示されており、内部を見学することができる。船内は順路が迷路のようになっており、狭い内部を極限まで活用していることが分かる。
『生徒たちは、遥か洋上80日間”マグロはえ縄”漁業や海洋観測、生物調査などの重要な実習を主に、北洋、インド洋、ハワイ、タヒチ沖へと狭い船内生活の中、楽しく、苦しく、厳しい航海を体験しました。
このような体験を通して、海洋及び漁業の実態を把握し、漁法や船舶運行に関する知識と技術を総合的に習得しながら、生徒たちは、大きく強く世界へはばたいて行ったのです。』
サイトに記された実習船「越山丸」のプロフィール。実際に内部を見ると、航海の苦労が伝わってくる。
近くに魚や船に関する2階建の小さな展示施設がある。町の人々と学校関係者が力を合わせて創りあげたとのことで、手作りの趣がある。
他にも、かにや横丁、鮮魚センター、レストランなど、海の幸にふれる多くの施設がある。昨日、富山の魚と共に日本酒を飲み過ぎたので、胃のリハビリのために昼はカニぞうすいを食べるが、深みのある味を楽しめるまでになっていた。
スーパーカミオカンデでは、太陽ニュートリノの観測も行っている。能生は夕陽の景勝地でもある。太陽からの光は等しく地球に降り注ぐが、それを受け止める側は科学的であったり情緒的であったりと様々である。
いずれにしても、陽はまた昇る。今日も明日も。
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