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ルパン三世vs名探偵コナン

 「ルパン三世」と「名探偵コナン」が同時に登場するアニメを家族で見る。どちらも人気の作品だけに、原作者も企画に加わり練り上げたようだ。違和感なく二つのアニメが融合していた。しかし、それだけアニメ作品の個性が薄れてきている証でもある。
 絵はたいへんによく描けている。だが、ストーリーは盛り上げようとしているものの、やや平板な感が否めない。対決というより協力であった。知的な葛藤がより交錯する展開を期待しすぎたためか。

ルパン三世vs名探偵コナン

ベスト・ビッツ・オブ・ミスター・ビーン

 ローワン・アトキンソン演じる「ミスター・ビーン」から数編を選んだDVD。ほのかにブラックな味わいを含んだブリティッシュ・ジョークが堪能できる。

ベスト・ビッツ・オブ・ミスター・ビーン [DVD]
ローワン・アトキンソン
B000064LBN

ナポレオンズのマジック講座1 ホーム編

 ナポレオンズのおとぼけコンビによる、マジック講座。わりばし、コイン、ピンポン球など、手近なものを使ったマジックを紹介している。家族で気軽に楽しめるマジック入門。

ナポレオンズのマジック講座1 ホーム編 [DVD]
ナポレオンズ
B000657Q7Y

志ん朝 碁どろ お若伊之助

 「碁どろ」は比較的地味な落語だけに、高度な話芸が求められる。「お若伊之助」は、演じようによっては陰々滅々としてしまう。志ん朝は軽妙なテンポと啖呵の効いた語りで上質の落語に仕上げている。

志ん朝復活-色は匂へと散りぬるを へ「碁どろ」「お若伊之助」
古今亭志ん朝
B000065VNJ

井伏 鱒二 山椒魚

 井伏鱒二の短編「山椒魚」を森繁久彌が、「屋根の上のサワン」「鯉」「乗合自動車」を草野大悟が朗読したCDを聴く。名優による味わいのある語りで、抒情豊かな井伏の文章を堪能するとができた。
 つげ義春が井伏鱒二の愛読者であったという。そのユーモラスで独特の情感を持った世界は、成程つげの漫画に重なる部分がある。

山椒魚 (新潮CD)
井伏 鱒二
4108300777

天地人 14

 NHK大河ドラマ「天地人」第14回「黄金の盟約」。武田勝頼との繋がりが築かれたことを示す回。上杉謙信死後の跡目争いが延々と続く。強力なリーダーを失った後の組織の脆さと、それを立て直すことには尋常でないエネルギーが必要なことを示している。

NHK大河ドラマ「天地人」

華蔵寺公園

Kezoji01  伊勢崎市の華蔵寺公園に家族で行く。桜はまだニ分咲きくらいであったが、遊園地に淡い彩りを添えていた。最初に観覧車に乗り、関東平野に広がる春の景色を楽しんだ。

Kezoji02  遊園地の施設が作る幾何学的な模様と、桜の柔らかい色合いが調和し、乗り物から景観を楽しめる。それほど大きくはないが、土地の自然がうまく利用されている。

Kezoji03  ウォーター・スライダー、ジェットコースターなど、ややスリリングな乗り物もある。絶叫系というほどではないが、家族で変化を味わうことができる。

Keozji04  有料の乗り物の他にも、近くには広い芝生に遊具が点在し、子どもたちも喜んで遊ぶ。あわあわとした花々の中、春の香りを満喫できた。

華蔵寺公園

初任者講義「学校評価」

 今年度新規採用された小学校・中学校・高等学校・事務の教職員三百数十名に対して、「学校評価」の講義をする。学校評価については、管理職や主任クラスに話をするのは分かるが、なぜ新規採用職員に講義を行うのか、自分でも最初は疑問に思っていた。しかし、準備を進めるに従い、その重要さを感じるようになった。「学校評価」を語ることにより、組織の一員として連携や外部に対する意識などを心掛けることを伝えることができる。また、評価項目を話す中で、学校がどのような営みをしているのかをガイダンスすることにもなる。
 講義の真ん中で、新規採用職員として1年間何を目標とするか、どのような手立てでそれを達成するのか、そして、どのようにそれを評価するのかを書かせた。その後、学校評価のPDCAサイクルを説明し、学校の営みが身近になるよう工夫をした。
 彼らは、これから目の前に次々と起る新しいことの処理に手一杯となるであろう。しかし、前途に対して希望をもっている時に、基本的な学校運営の流れを伝えておくことは、彼らが成長するための布石となる。
 新規採用職員に対して語ることの清々しさを感じ、自分にとってもたいへんに意義深い講義であった。

伊豆の踊子

 川端康成の「伊豆の踊り子」を、篠田三郎が朗読したCDを聴く。青春のみずみずしい情感が、美しい言葉で綴られる。篠田三郎の暖かみのある語りで、繊細な文が心地よく伝わる。

伊豆の踊子 (新潮CD)
川端 康成
4108300858

NHKスペシャル 驚異の小宇宙 人体III 第3集

 遺伝子をテーマとしたNHKスペシャル驚異の小宇宙人体Ⅲ。その第3集は、DNAの塩基配列をもとに、日本人や人類のルーツをさぐる話。アイヌのDNAとアンデス原住民のDNAがほぼ一致することから、地球の反対側にある人々が同じ祖先を持つことが語られる。今回は、派手なCGに頼らず、哲学的なテーマをもって粛々と進行する。
 長男も、「つながるって面白いね。」と言っていた。繋がることの良さを伝えることは、教育の本来的なテーマでもある。

NHKスペシャル 驚異の小宇宙 人体III 遺伝子~DNA 第3集 日本人のルーツを探れ~人類の設計図~ [DVD]
大滝秀治
B0000CD8EF

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