ワンピース 57
尾田栄一郎という人は、やはりすごい漫画家だ。560話に至ってもテンションが衰えるどころか、ますますパワーアップしている。しかも、ストーリーは幾筋もの糸が徐々に収斂している感がある。第57巻では、海軍本部での「頂上決戦」がなされ、いままで登場した様々なキャラクターが入り乱れて熱戦を繰り広げる。ワクワク感と心意気をつめこんだ、少年漫画の王道を堂々と突き進む大長編コミック。
尾田栄一郎という人は、やはりすごい漫画家だ。560話に至ってもテンションが衰えるどころか、ますますパワーアップしている。しかも、ストーリーは幾筋もの糸が徐々に収斂している感がある。第57巻では、海軍本部での「頂上決戦」がなされ、いままで登場した様々なキャラクターが入り乱れて熱戦を繰り広げる。ワクワク感と心意気をつめこんだ、少年漫画の王道を堂々と突き進む大長編コミック。
小堺一機と関根勤のシチュエーションコント集。シュールで非常識な展開が笑いを呼ぶ。
NHK大河ドラマ「龍馬伝」第16回は、「勝麟太郎」。いよいよ坂本龍馬と勝海舟の出会いであるが、さすが福田脚本、ひねりの効いた描かれ方がされている。いつものように、美術スタッフは力が入っており、特に勝の居室は半端でないこだわりが感じられた。
武田鉄矢演じる勝は、金八先生のようであるが、温かい眼で教え諭し導く様は、こんな勝もありかと納得してしまう力があった。
龍馬が咸臨丸を目の当たりにして心躍らす様が、こちらにも高揚感を与えてくれた。幕末の混沌と新たな文化の流入がもたらす時代の空気を、龍馬が出会うものから見事に伝えられた回であった。
映画「アリス・イン・ワンダーランド」を公開初日に家族で見に行く。3D吹替版。
ティム・バートン監督のテイストが、アリスの作品世界にマッチし、非日常の世界を豊かに表現していた。
3Dで画面に奥行きが加わり、遠近感のある映像が楽しめた。特に、チェシャ猫の浮遊感が素晴しい。
映画でリアルに表現されたキャラクターを目の当たりにすることで、ルイス・キャロルの原作とテニエル画伯の絵が、いかに多くのメディアに影響を与えてきたかを実感させられた。
アリス・イン・ワンダーランド オフィシャルガイドブック (ぴあMOOK)
不思議の国のアリス (角川文庫)
河合 祥一郎
「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」の監督ヘンリー・セリックによる「コララインとボタンの魔女」。一コマ一コマ人形を動かして撮影するストップモーションアニメの手法をベースに作られ、気の遠くなるような手間を感じる。
それにしても、主人公などの表情は豊かであり、背景やアイテムの質感が見事に表現されている。画面の中には、コミカルな雰囲気を持ちつつ、やや不気味さを伴った独特の世界が広がっている。不思議な余韻の残るダークファンタジー。
アンディ・ラウが趙雲子龍を演じる映画「三国志」。独特の陰影を持った作品で、「レッド・クリフ」より映画としてのまとまりは良い。諸葛孔明、劉備、関羽、張飛などは少ししか登場しないが、アンディ・ラウの勇姿が全編に映える。戦闘シーンも大がかりで見応えがある。
三国志でひときわ華をもった趙雲子龍の生き様を迫力の映像で活写した歴史大作。
長男が、「家紋の世界」という本を買って時折ぱらぱら見ている。徳川葵、北条の三ツ鱗などの有名な紋から、珍しい家紋まで多数載っている。家紋のリストや由来のみでなく、有名な戦国武将のエピソードなども記されており、興味深い。
西洋貴族の紋章のように一部の人のみでなく、日本ではほとんどの家が家紋を持っている。デザインからは、自然を愛でる心と幾何学的なセンスが感じられ、日本文化の豊穣さが伝わってくる。
家紋の世界―あなたのルーツはここにあった!
インデックス編集部
1995年3月20日、東京地下鉄千代田線、丸ノ内線、日比谷線で発生した「地下鉄サリン事件」。その救急搬送患者の治療にあたった聖路加国際病院の医師たちを描いた「プロジェクトX 地下鉄サリン救急医療チーム 最後の決断」。
月曜日のラッシュアワーに発生した事件に対し、数千人の人々が被害にあった。聖路加国際病院は、設計段階から多数の患者の発生に対応できる準備がなされており、院長日野原重明から無制限の患者を受け入れる方針が出され、拠点病院としての機能を果たした。
事件発生当初、被害者の症状の原因が特定ができず、医師たちは苦慮するが、松本サリン事件との関連から「PAM」にたどり着く。
無差別テロへの対応を医療の立場から再現する、迫真のドキュメンタリー。
マルクス・アウレリウス帝の帝政ローマ期を舞台にした映画「グラディエーター」。大規模な戦闘シーンと、起伏に富んだストーリー、ラッセル・クロウの熱演により、172分という長尺にもかかわらず、全く飽きない。
第73回アカデミー賞の作品賞、主演男優賞、衣装デザイン賞、視覚効果賞、音響賞を始め、第58回ゴールデングローブ賞等数々の賞を受賞した歴史巨編。
NHK大河ドラマ「龍馬伝」第15回は、「ふたりの京」。暖かなひとときを過ごす龍馬と堕ちていく岡田以蔵を対比させ、次の展開に繋げる。間奏曲的な回。
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