はやぶさ地球へ帰還
小惑星探査機「はやぶさ」が、2010年6月13日に地球へ帰還した。2003年5月の打ち上げから7年間、60億キロメートルの旅をして戻ってきたのだ。
姿勢制御装置の故障、燃料漏れ、電池切れなど幾多のトラブルに見舞われながら、その都度技術を駆使して乗り切り、奇跡的な帰還をとげた。先の先を見越した設計が素晴しい。
これだけの快挙が、なぜもっとテレビ等で放送されないのであろうか。日本の誇るべき技術を、もっと広く伝えてもいいように思うのだが。サッカーワールドカップの番組ばかりで、はやぶさがあえて隅に押しやられている印象を受ける。
大気圏に突入し、試料カプセルを切り離して燃え尽きる映像はあまりに美しかった。最後にはやぶさが撮影した地球の姿が神々しい。
次期ミッションの実現に期待したい。
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