2004年に放送された三谷幸喜脚本による大河ドラマ 「新選組 !」の総集編を見る。 第1部は、近藤勇を中心とする隊士が京を目指すまで、第2部は近藤・土方と芹沢鴨との確執、第3部は政状の激変による隊の分裂・衰退と近藤が亡くなるまでを描く。
改めて、登場人物の個性を生かした緊密な脚本と、集団劇としての見事さに感心する。この大河は毎回が楽しみであった。総集編の名シーンの数々に、懐かしく当時を思い起こした。
司馬遼太郎の連作短編「新選組血風録」。隊士たちのエピソードを実によく掘り起こし、どの短編も興味深い。
「芹沢鴨の暗殺」など、殺陣の鮮烈な描写には息をのむほどである。沖田総司のキャラクターを決定づけた「菊一文字」など、深い余韻が残る作品が多い。
幕末の剣客集団である「新選組」に独特の審美眼を反映させ、味わいのある人生譚に仕上げている。
新選組血風録 (角川文庫)
司馬 遼太郎
1977年に公開された「宇宙戦艦ヤマト」劇場版DVDを家族で見る。1974年に放送されたテレビシリーズの総集編だが、よくまとめられている。ワープ航法、放射能除去装置、硫酸の海など、あらためてそのイマジネーションの豊かさに圧倒される。宮川泰の各シーンにふさわしい見事な音楽も、この作品の価値を大いに高めた。
まさに、SFアニメの金字塔であり、後のアニメがこの作品から受けた影響は計り知れない。
「群馬の名産は」「群馬県出身の有名人は」と聞かれて、万人にすぐ分かるものが思い浮かばない。ブランド力という点で、日本では最下位のグループになるようだ。知名度はいまひとつだが、それは多くの県民が幸せで力強くアピールする必要をあまり感じていないからかもしれない。
本書は、群馬の知名度の低さを標榜しているが、実際は良い点がたくさんあることを掲げている。
地味ではあるが、実のある群馬県。「逆襲」は「発信せよ」というメッセージか。
NHK大河ドラマ「江」第9回は、「義父の涙」。「戦は嫌にございます!」という娘のわがままで一国の命運が決まってしまうという、独裁政権よりすざまじい設定。ひたすらベタな描写に、早くドラマが終わらないかとそればかり考えていた。
NHK「TAROの塔」第2回は、パリにおける岡本太郎の青年期と、大阪万博のシンボルとして「太陽の塔」を提案する壮年期とが交互に描かれる。パリでのインスピレーションを与える美しいシーンの数々、大阪万博のシンボルをめぐり交わされる建築家丹下健三とのやりとりなど、見所の多い回であった。
芸術は爆発の前に、精緻な計算がなされている。
次男が「ドラゴン 飼い方育て方」という本を買ってくる。ドラゴンを飼うまえに」から始まり、品種と選び方、育て方、品評会への訓練や対策などが詳細に書かれている。イヌや魚などの飼育本のように詳しく、著者が本当に飼っているのかと思えるほどである。「家や財産を燃やしかねないので、医療保険や火災保険は必須でしょう。」と、細かい配慮も行き届いている。
幻獣研究家ジョン・トプセルによる著作。
ドラゴン ――飼い方 育て方――
ジョン・トプセル 神戸万知
「風林火山」「どろろ」「日本沈没」など、ドラマや映画で用いられたドラマティックな音楽を集めたオムニバスCD。爽快感のある楽曲が多く収録されている。
オーラ・ドラマティーク
ジュスカ・グランペール オムニバス レスリー・ギャレット ホセ・カレーラス サラ・ブライトマン
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