開高健 講演CD
 開高健が行った2つの講演を収めたCDを聴く。「話のうまい小説家はろくなものではない」と言いながら始めるのだが、これが実に味わいがある。
 「足で考え、耳で書く」は、自身の戦争体験も交えながら、戦闘行為と人生をからめた奥行きのある語り。
 「雨の日には釣竿を磨きながら」では、ウォルトン、ウィリアムソン、幸田露伴など、釣り文学の蘊蓄が横溢する。
 ウィットとアイロニーに彩られた深みのある語りを聴き、無性に開高健の作品が読みたくなった。
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 開高健が行った2つの講演を収めたCDを聴く。「話のうまい小説家はろくなものではない」と言いながら始めるのだが、これが実に味わいがある。
 「足で考え、耳で書く」は、自身の戦争体験も交えながら、戦闘行為と人生をからめた奥行きのある語り。
 「雨の日には釣竿を磨きながら」では、ウォルトン、ウィリアムソン、幸田露伴など、釣り文学の蘊蓄が横溢する。
 ウィットとアイロニーに彩られた深みのある語りを聴き、無性に開高健の作品が読みたくなった。
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