傍聞き
「迷走」「傍聞き」「899」「迷い箱」。収録された4編は、タイトルだけでも興味をそそられる。
各作品とも、先の見えない巧みなプロットと暖かみのある読後感が印象に残る。秀逸なアイディアが盛り込まれた、珠玉の短編ミステリ集。
傍聞き (双葉文庫)
長岡 弘樹
「迷走」「傍聞き」「899」「迷い箱」。収録された4編は、タイトルだけでも興味をそそられる。
各作品とも、先の見えない巧みなプロットと暖かみのある読後感が印象に残る。秀逸なアイディアが盛り込まれた、珠玉の短編ミステリ集。
傍聞き (双葉文庫)
長岡 弘樹
クーベリックの幻想交響曲を再び聴いてみたが、やはり素晴らしい。
第1楽章のメリハリのはっきりした演奏には、この曲の良さを教えられた。「幻想」というと、靄にかすんだような漠としたイメージがあるが、クーベリックは極めて明瞭にメロディーを浮き上がらせ、各楽器を見事に生かしている。それゆえ、演奏者も高揚感があり、それが聴く者のカタルシスに繋がる。
第4楽章、第5楽章の燃焼度はすざまじく、圧巻。それも、第1楽章から第3楽章までの構成が画然としており、聴き手の気持ちをぐっと惹き付けてきた後だからなおさらなのであろう。超オススメの名盤。
NHK大河ドラマ第30回は、「平家納経」。崇徳上皇が都に呪いをもたらす話をベースにしたエピソード。井浦新演じる崇徳上皇のメイクがすざまじい。ホラー映画ばりの演出で、視聴者の度肝を抜く。端然とした崇徳上皇から、怒り狂う吹っ切れた演技が印象に残る。
西行というキャラクターが、イベント発生時にいつもながら便利に使われている。
「不思議なピーチパイ」「SEPTEMBER」「ドリーム・オブ・ユー」、初期の竹内まりやのCDを聴くが、あらためて素晴らしい。何度聞いても飽きない。澄んだ声と爽やかなメロディが魅力。
BEST PACK
竹内まりや
「いまのキミはピカピカに光って」「Non non キャンディー」「うまいサントリー生ビール」など、鈴木慶一のCM音源が集められたCD。
ポップで都会的な魅力に溢れた音楽が次々と飛び出す、厳選53曲。親しみやすいメロディーと洒脱なサウンドには、場を瞬間的に明るくし、すぐに印象にとどめる力がある。
ルイサダのピアノによるショパン「ピアノソナタ第3番」、リスト「ピアノソナタ ロ短調」、スックリアビン「ピアノソナタ第9番「黒ミサ」」、ショパン「別れの曲」が収められたCDを聴く。
一音一音が美しく、起伏に富んだ表現により、ロマン派の奥深い魅力を伝える。
ショパン:ピアノソナタ第3番
ルイサダ(ジャン=マルク)
「カヴァレリア・ルスティカーナ」「モルダウ」「弦楽セレナーデ」など、カラヤンとベルリン・フィルによる音楽から癒しの気が溢れる演奏を集めたCD。
洗練された指揮で奏でられる美しい旋律は、じっくり聴いて味わいがあり、BGMとして優雅な雰囲気を作るのにも良い。
ロマンティック・カラヤン
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
原田宗典が自分と向き合った想いを綴った詩集。さりげない言葉がちりばめられているが、それだけに胸にすっと入る。
かとう ゆめこの独特な絵がマッチし、こころの琴線をつまびく。
青空について
原田 宗典 かとう ゆめこ
立川談志のひとり会第7集の落語「西鶴一代記」「夢金」「十徳」「山号寺号」を聴く。
古典的素養に裏打ちされた「西鶴一代記」は、談志のオリジナル作品で、意気込みが感じられる。「夢金」「十徳」「山号寺号」は、軽妙なリズムが楽しい。
ひとり会(7)
立川談志
NHK大河ドラマ「平清盛」第29回は、「滋子の婚礼」。平清盛の義理の妹である滋子が後白河上皇のもとに嫁ぐ顛末を描く。
前回までの武士の熱い闘いから一転、華やかな宮中がメインに据えられ、雅な色合いが映像を彩り、明るさを増す。
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