橋爪功朗読 三国志9
橋爪功が朗読する「三国志」第9巻には、「赤兎馬」「春園走獣」「白面朗「曹操」」が収められる。
呂布を味方につけ、漢室をほしいままにし、何后と廃帝を殺害する。その横暴ぶりがまざまざと浮かぶように語られ、自然と悲憤慷慨の念がわきおこる。名文と名調子のみが与えうる感情である。
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橋爪功が朗読する「三国志」第9巻には、「赤兎馬」「春園走獣」「白面朗「曹操」」が収められる。
呂布を味方につけ、漢室をほしいままにし、何后と廃帝を殺害する。その横暴ぶりがまざまざと浮かぶように語られ、自然と悲憤慷慨の念がわきおこる。名文と名調子のみが与えうる感情である。
「人というものは、良いことをしながら悪いことをし、悪いことをしながら良いことをする」
火付盗賊改役長谷川平蔵、人呼んで鬼の平蔵を主人公とした語り芝居、今回は『明神の次郎吉』を聴く。
冒頭の台詞を体現した作品で、憎めない悪人がメインの物語。ひねりがない話だけに、人情の機微が素直に伝わる。
マイルス・デイヴィスがハービー・ハンコック、ロン・カーター、トニー・ウィリアムスを加えて結成した新クインテットのお披露目コンサート、「ライヴ・アット・モンタレー・ジャズ・フェスティヴァル1963」。
ライヴ・アット・モンタレー・ジャズ・フェスティヴァル1963
マイルス・デイヴィス
ウッド・ベースを弾きながらジャズを歌うニッキ・パロットのファースト・アルバム。ハリー・アレンのテナーなど、脇を固めるミュージシャンの演奏も素晴らしい。
ムーン・リバー
ニッキ・パロット
NHK大河ドラマ「平清盛」第36回は、「巨人の影」。源頼朝、義経の情景をちらちらと挟みながら、平氏が増長していく様を描く。
平家の棟梁となる重盛(窪田正孝)は、その謹厳な性格故に周りとの軋轢を生じ、孤独の影をにじませる。ファミリーの不協和音と新たな勢力の萌芽を提示し、今後に興味をつないだ回。
開高健の講演「経験・言葉・虚構」(1972年)と「地球を歩く」(1984年)を収録したCD。
戦場でのルポルタージュや、大自然を相手に挑む釣りで世界を駆け巡る行動作家であり、その豊富な経験から語られる話は極めて含蓄があり刺激的である。
卓越した知性と無類のユーモアで聴き手の心をとらえる貴重な講演。
ポール・ニューマンとトム・クルーズによる「ハスラー2」は、若きポール・ニューマンが演技を確立した「ハスラー」から25年越しの続編となる映画。
名匠マーティン・スコセッシ監督により、若者と初老の二人が栄光と挫折をそれぞれ表現し、深みのある作品に仕上げている。
ハスラー 2 [DVD]
ウォルター・テヴィス
若きポール・ニューマンの魅力が横溢する1961年の映画「ハスラー」。ビリヤードの勝負が、モノクロの画面で熱く表現される。敵役ミネソタ・ファッツを演じるジャッキー・グリーソンの貫禄も素晴らしい。
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