宇宙戦艦ヤマト 復活篇
初代の宇宙戦艦ヤマトは、科学的知見と優れた脚本、心の琴線にふれる音楽に支えられた素晴らしい作品であった。しかし、2009年の「復活編」は、重苦しさだけが残る玉砕アニメに堕していた。確かにCGは頑張っているが、それに頼りすぎており、肝心の部分が抜け落ちている感がある。物語を展開するテンポ、台詞の練度がまったくなっていない。中身が軽くなっているのに、重苦しさだけが増してる。
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初代の宇宙戦艦ヤマトは、科学的知見と優れた脚本、心の琴線にふれる音楽に支えられた素晴らしい作品であった。しかし、2009年の「復活編」は、重苦しさだけが残る玉砕アニメに堕していた。確かにCGは頑張っているが、それに頼りすぎており、肝心の部分が抜け落ちている感がある。物語を展開するテンポ、台詞の練度がまったくなっていない。中身が軽くなっているのに、重苦しさだけが増してる。
NHK大河ドラマ「平清盛」第35回は、「わが都、福原」。平清盛が出家をし、福原への遷都を構想する。
平家の中に不協和音が響き始める様と、伊豆での源氏側の様子が交互に描かれる。少女時代の北条政子の破天荒なキャラクターが印象的。
桂文珍の演じる落語「胴乱の幸助」は、大阪と京都を舞台にした構成の妙をもった楽しい作品。けんかの仲裁以外に遊びを知らない親方の常識を覆す自由奔放さに惹かれる。
「老楽風呂」は、慌ただしい世の中の憂さを晴らしてくれる新作落語で、心の底から笑わせてくれる。ボーとしたマイナスイオンが広がる癒しの噺。
矢野顕子が、豪華ゲストを迎えて綴るうたのCD。
「自転車でおいで」槇原敬之、「中央線」小田和正、「ごはんができたよ」YUKI、「架空の星座」井上陽水、「ひとつだけ」忌野清志郎、「そこのアイロンに告ぐ」上原ひろみ。
たおやかな時が広がるアルバム。
はじめてのやのあきこ
矢野顕子 槇原敬之 小田和正 YUKI 井上陽水 忌野清志郎 上原ひろみ
「処女航海」「ウォーターメロン・マン」など、1960年代にハービー・ハンコックが生み出した作品を収録したCD。
どの曲もハンコックのみずみずしいピアノのプレイと新鮮な音作りに魅了される名演。
ベスト・オブ・ハービー・ハンコック(ブルーノート・イヤーズ18)
ハービー・ハンコック
「お市の方」「立花誾千代」「細川ガラシャ」「前田まつ」「甲斐姫」「茶々」「濃姫」、戦国時代を生きた七人の女性を声優が語る。ジャケットの絵とは対照的に、淡々と生涯が語られるが、凝縮された内容でなかなか聴かせる。
戦国武将物語~姫編~
オムニバス 斎賀みつき 甲斐田ゆき 白石涼子 朴路美 竹内順子 皆川純子 緒方恵美
「北国の春」「夢追い酒」「星影のワルツ」など、千昌夫が師匠である遠藤実の作品を歌うCD。
日本の心を歌う名曲を、時折無性に聴きたくなるときがある。
追悼盤 遠藤実作品集
千昌夫 遠藤実
ナタリー・コールが歌うジャズ・ナンバー。
バックの音楽も素晴らしく、しっとりと落ち着いた雰囲気を醸すアルバム。
アスク・ア・ウーマン・フー・ノウズ
ナタリー・コール ダイアナ・クラール
人類を進歩させた発明や技術の量や広がりは、なぜ大陸によって偏りがあるのか。農耕、家畜、文字、武器など、その伝播の歴史は多くのことを物語る。
人類史の軌跡を広大な視野でたどり、文明興亡の特質を明らかにする学際的な名著。
文庫 銃・病原菌・鉄 (下) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)
ジャレド・ダイアモンド 倉骨彰
南アメリカのインカ帝国は、わずかなヨーロッパ人によって滅ぼされたが、なぜ逆に南アメリカの文明がヨーロッパ文明を駆逐することがなかたのか。人類は1万3000年前には共通のスタートラインであったのが、現代社会で富とパワーの著しい相違が生じるようになったのは何が原因か。
この人類史の謎に、進化生物学、地理学、言語学などあらゆる学術的成果を総動員して挑む壮大な著作。
文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)
ジャレド・ダイアモンド 倉骨彰
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