キネマ楽園
「ニュー・シネマ・パラダイス」「ひまわり」「ムーン・リヴァー」など映画音楽の名作を、鈴木大介がギター・ソロで弾くアルバム。
ギターがやさしく語りかけるような演奏で、懐かしい気分にさせてくれると同時に表現の巧みさに驚く。「オリエント急行殺人事件」のモティーフによるパラフレーズが見事でことに印象に残った。
キネマ楽園
鈴木大介
「ニュー・シネマ・パラダイス」「ひまわり」「ムーン・リヴァー」など映画音楽の名作を、鈴木大介がギター・ソロで弾くアルバム。
ギターがやさしく語りかけるような演奏で、懐かしい気分にさせてくれると同時に表現の巧みさに驚く。「オリエント急行殺人事件」のモティーフによるパラフレーズが見事でことに印象に残った。
キネマ楽園
鈴木大介
「麒麟の翼」は、東野圭吾原作のミステリー映画。主人公の加賀恭一郎を阿部寛がクールに演じる。加賀刑事のシリーズは、社会派の趣が強いが、この作品も家族の絆や格差社会、教育問題などを盛り込んでいる。日本橋の情緒が、重みのある内容に一服の清涼感を与えている。
立川談志の落語「風呂敷」「笑い茸~胡椒のくやみ」を収めたCD。
「風呂敷」は平成9年の口演で、投げやりなまくらで始まるが、本題に入ると俄然と活き活きとしさすが家元とうならされる。
「風呂敷」「笑い茸~胡椒のくやみ」は、さらに厭世的な出だしだが、「笑い茸」と「胡椒のくやみ」の二つの落語をくっつけてしまい、言葉や空気を自在にあやつる名人芸。
瀧川鯉昇の落語は、ふうわりとしたマクラがいい。自然と気楽にさせ、いつのまにかネタに入っていて、まことに心地良く聴かせてくれる。
「時そば」はやんわりとした雰囲気と調子の良さが絶妙のバランスで同居した十八番。「佃祭り」は、人情話の趣を持ちつつ決してウエットにならず軽さを保ち、聴き手を明るい気分にさせてくれる。
瀧川鯉昇2
瀧川鯉昇
美空ひばり12歳のときのヒット曲、1949年の「悲しき口笛」から、1961年の「車屋さん」まで14曲を収めるCD。あどけなさの残る歌声から、「哀愁波止場」などで「歌謡界の女王」の異名をとるまでに成長する歌手人生初期の軌跡を示すアルバム。
美空ひばりゴールデンベスト VOL.1
静子 美空ひばり
NHK大河ドラマ「八重の桜」第5回は、「松陰の遺言」。吉田松陰は、いままでも出番こそ少なかったが、小栗旬の佇まいは印象に残るものがあり、最後も爽やかさすら感じる凛とした雰囲気を醸していた。
このドラマは、どのシーンをとってもどろどろとしたところがなく、澄んだ空気を感じさせている。桜田門外の変にしても、芸術家気質を感じる榎木孝明が井伊直弼を演じていることもあり、美的なシーンとして描かれていた。
群馬県総合教育センターの「ぐんま教育フェスタ」で、佐藤学氏の講演「協同的な学びによる授業の改革」を聴く。世界的な教育の潮流を踏まえた話は強い説得力を持ち、日本が目指すべき21世紀型教育の在り方が示された。
「質と平等」の同時追求、<聴く><つなぐ><もどす>という教師の役割などが豊富な具体例を交えて語られた。
佐藤氏の著作でその考えに触れる機会はあったが、直接ご本人から聴くと改めて「共同の学び」の場を実現し、「学びの質を高める」必要を感じさせられた。
佐藤氏の語りからは「子どもたちの学ぶ権利を一人残らず保証したい」という熱い思いが伝わり、感動を覚えた。
「ジャンプのある学び」をいかに具体化していくか、その点が課題であるが、日本の優れた教員が学び合うことにより、道は開けていくことであろう。
学校の挑戦―学びの共同体を創る
佐藤 学
マリア・ジョアン・ピリスが引くシューベルトのピアノ・アルバム。「4つの即興曲 作品90」、「アレグレット ハ短調」「4つの即興曲 作品142」、遺作である「3つのピアノ曲」が収められた2枚組のCD。
透明感のある音色で自然と流れ出る響きには、「冬の旅」のような惻々と胸にせまる情感がある。
シューベルト:4つの即興曲
ピリス(マリア・ジョアン)
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