泣いてたまるか
1966年に放送された「泣いてたまるか」の第1話と第2話のDVDを見る。子どもの頃、かすかに見た記憶があった。
そらが泣いたら 雨になる
山が泣くときゃ 水がでる
俺が泣いても なんにもでない
と歌われる部分は、
子どもごころにも強く印象に残るものであった。渥美清を主人公とし、毎回設定を変えた一話完結のドラマである。
第1話「ラッパの善さん」は、タクシー会社の葬儀を請け負う男の話で、野村芳太郎の優れた脚本による、人情味あふれる回。
第2話「やじろべえ夫婦」は、玩具メーカーの開発部からクビになる男の話。渥美清と曽我町子のかけあいが楽しい。
昭和の人々の温かさが伝わる話で、じっくりと見入ってしまう。あのぬくもりが懐かしい。
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