リトル・マエストラ
漁村のオーケストラで指揮をとることになった女子高生と周囲の人々との人間模様を描いた映画「リトル・マエストラ」。
有村架純のみずみずしさが光る爽やかな感動作。
「ピタゴラスイッチ」のテーマ曲など、一聴、のんびりしているが、実は計算され尽くした音楽。そんな、栗コーダーカルテットの魅力をたっぷりと味わえるアルバム。
お茶の間のテレビ、アニメ、映画と、さりげなく活躍して我々の身近にある音楽だったことを実感させてくれる。シンプルだからこそ深みがある。
田沼意次の治世、暗黒の殺し屋集団がうごめいていた。闇組織の取締役と田沼の部下、記憶を失った浪人がからむ時代劇。五社英雄監督が、凄絶なタッチで描く時代劇。
原田芳雄のギラギラした魅力が横溢する映画。
NHK大河ドラマ「花燃ゆ」の第7回は、「放たれる寅」。
ハナが垂れたようなタイトルであるが、セキュリティゼロのまったりとした獄の描写で、出るのはいやじゃとごねる寅次郎について、精神的には洟垂れ小僧の雰囲気を感じる。
それにしても、幕末の緊迫した情勢がまったく描写されないのは、脚本の怠慢か力がないのかやる気がないのか、それら全てがそうさせるのか。
「大河ドラマ」というからには、滔々とした歴史のうねりを期待しているのだが、そんなものはどうでもええという感じのまったりドラマ。あまりのうすっぺらさに憤りすら感じる。
視聴者をうならせるレベルで大河ドラマを書ける脚本家はもはや日本にはいなくなってしまったのであろうか。悲しい。
ゴジラ映画の第5作として1964年に公開された「三大怪獣 地球最大の決戦」では、キングギドラが初登場する。キングギドラの存在感には圧倒された。
モスラに呼びかける「小美人」を、ザ・ピーナッツが演じ、こちらも印象に残る。
今見ると高度経済成長化の日本の雰囲気も様子も見ることができ、興味深い。スケールの大きな、怪獣映画の傑作。
南海の島で3匹の怪獣が暴れる特撮映画、「ゲゾラ・ガニメ・カメーバ 決戦! 南海の大怪獣」。1970年8月に夏休み東宝チャンピオンまつりの1本として公開された。
子どもの頃に映画館で見て、ぎらぎらした作品だなあと思った。 俳優も怪獣たちも個性的であった。
宮部みゆき原作の「模倣犯」を、森田芳光監督が映画化。 これほど原作を冒涜した映画は初めて見た。監督の自分勝手な演出や改変により、原作の魅力が台無しになっている。映画館で作品のひどさに怒りを感じるほどであった。あまりにひどい。
模倣犯 [DVD]
森田芳光
「デューン 砂の惑星」は、デヴィッド・リンチ監督によるSF映画。カイル・マクラクラン主演、1984年公開作品。不気味さを醸す重厚な映像表現で、特異なSFとなっている。
19世紀末のロンドンを舞台に、特異な容姿から“エレファント・マン”と呼ばれた男、ジョン・メリックと主治医との交流を描く映画。主治医役のアンソニー・ホプキンスの演技がいい。
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