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スティーブ・ジョブズ

アシュトン・カッチャー主演の「スティーブ・ジョブズ」は、アップル社でのジョブズの生き様が描かれる。
 ガレージ・ハウスでアップル社を立ち上げた時から、アップルIIの成功、マッキントッシュを世に出す様など、コンピュータ界のエポック・メイキングとなる出来事と、経営陣との対立などが映像化されている。
 アシュトン・カッチャーの容貌や振る舞いは、本人を彷彿させる演技。
 iphoneなどの画期的な製品を生み出し、アップル社を再生させる過程を、もう少し丁寧に描けば、より高揚感のある映画になったのではと感じる。そこにこそ、真の「ヴィジョン」が表現できる余地があるのだから。

スティーブ・ジョブズ [DVD]
B00FYJS6ZS

ブラームス:ピアノ四重奏曲

 アルゲリッチ、クレーメル、バシュメット、マイスキーの名演奏家によるカルテット。
 ブラームスのピアノ四重奏曲の演奏では、4人の個性が融和し、生き生きとした音楽が繰り広げられる。アルゲリッチの熟達のピアノに呼応するかのように、アンサンブルが緊密になされている。
 シューマン:ピアノ・トリオのための幻想小曲集op.88は、アルゲリッチ、クレーメル、マイスキーによる精緻な演奏で深い味わいのある音楽になっている。一期一会の名盤。

ブラームス:ピアノ四重奏曲
シューマン クレーメル(ギドン),バシュメット(ユーリ),マイスキー(ミッシャ) アルゲリッチ(マルタ)
B00006HB8D

青春歌年鑑 1968

 「恋の季節」「天使の誘惑」「好きになった人」「小さなスナック」「亜麻色の髪の乙女」「ブルー・ライト・ヨコハマ」「グッド・ナイト・ベイビー」「三百六十五歩のマーチ」

 テレビでの歌謡番組の黄金期、1968年のヒット曲を集めた「青春歌年鑑'68」は、名曲がずらりと並ぶ。ポピュラー、グループサウンズ、演歌、どれもが充実していた。上向いている時代の熱気を感じるベスト・アルバム。

青春歌年鑑 1968 BEST30
オムニバス ザ・テンプターズ 森進一 青江三奈 佐川満男 ザ・キングトーンズ 小川知子 ピンキーとキラーズ 黛ジュン 都はるみ 津山洋子
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花燃ゆ 39

 NHK大河ドラマ「花燃ゆ」の第39回は、「新しい日本人」。
 「そうせい候」毛利敬親が亡くなる。北大路欣也は、この脚本でも安定感のある演技を保ち、さすがプロと感じた。「新しい日本人」の意味がよく分からなかったが。自由人という意味であれば、言われなくてもずっと主人公は自由気ままであるように思う。 

NHK大河ドラマ「花燃ゆ」

花燃ゆ 完結編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)
NHK出版
4149233705

上高地

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 職場の旅行で上高地に行く。松本インターチェンジ付近までは雲が厚く、天候が心配されたが、現地は晴れ間が広がり別天地であった。
 バスターミナルでは、穂高連峰が輝くような勇姿を見せていた。

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 梓川があまりに澄んでいるので驚く。川の流れが空気をより清浄にしているかのようである。
 河童橋の附近では雄大な山々の美と川の清流に心洗われ、名所であるゆえんが分かる。

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 川岸を歩くと、白樺の木立が現れ、涼風にふかれて静かに葉を落としていた。静謐な時が流れる。

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 ウェストン碑は水辺の壁面にレリーフが打ちつけられ、日本各地の山々を世界に伝えた功績を讃えている。
 その向かい側に見える、霞沢岳や六百山の眺望が素晴しい。

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 散策を続けると、猿が食事する姿が見られた。観光客の目などおかまいなしに木の実をほおばっている猿が何匹も道の脇にいた。蝶も自由落下をした後ふわりと飛ぶなど、ゆとりがある。この地では、どの生き物も伸びやかに暮らしているように伺えた。

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 上高地帝国ホテルの建物が、ヨーロッパのような瀟洒な趣を見せる。

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 ロビーラウンジでは、ケーキセットなどを喫することができる。落ち着いた空間であり、静かにお茶の時間を楽しむことができた。

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 美しい峰々と清冽な空気、透明に澄んだ水。上高地は、再び訪れたいと思わせる尽きせぬ魅力に満ちている。

上高地 公式ウェブサイト 

ロスジェネの逆襲

 半沢直樹シリーズの第3弾「ロスジェネの逆襲」。半沢は証券会社に出向し、ハイテク企業の買収をめぐり親会社の銀行と対決する。
 仕事へのプライドをかけた闘いが繰り広げられる金融エンターテイメント。

ドラマ「半沢直樹」原作 ロスジェネの逆襲

ヒルズ 挑戦する都市

 アークヒルズ、六本木ヒルズ、上海ワールドフィナンシャルセンターなどの開発を手がけた森ビルの総帥、森稔氏が語る都市論。「職住近接」、「垂直庭園都市」、「文化都心」などの思想が、六本木ヒルズに具現化した例を挙げながらつぶさに語られる。また、貸しビル業から都市再開発に携わるまでの経緯や苦労が淡々とした筆致で簡潔に綴られている。
 十年以上先を見据えたビジョンの的確さと、都市創造の執念が読み手に伝わる。十数年に及ぶ期間を要する巨大プロジェクトを成し遂げたからこそ語れるコンセプトと熱い思いが凝縮された書。

ヒルズ 挑戦する都市 (朝日新書 200)
森 稔
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初音ミク ベスト~impacts~

 「初音ミク」の2007年~2009年のベスト版。
 よく作り込まれた曲が多く、クリエーターたちの思い入れが伝わってくる。ボーカロイド゛誕生当時の熱気を感じるアルバム。

初音ミク ベスト~impacts~
オムニバス アゴアニキ feat.初音ミク supercell feat.初音ミク 麻太郎P feat.初音ミク minato(流星P)feat.ミク&ルカ doriko feat.初音ミク 彩音~xion~ feat.初音ミク KAITO ミク リン&レン シンP feat.MEIKO
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弁護士 猪狩文助 禁断の館

 破天荒な行動をする弁護士、猪狩文助シリーズは、いかりや長介を主演とし、TBSの2時間ドラマ枠で5話が制作された。第4作、「禁断の館」では、立証の難しい正当防衛の弁護に主人公が挑む。
 いかりや長介は、得難い役者であると心底感じた。

弁護士 猪狩文助 禁断の館
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桂文珍 青菜/親子茶屋

 桂文珍の落語「青菜」「親子茶屋」のCDを聴く。
 「青菜」は、植木屋が仕事先のお屋敷でお酒と料理を振る舞われ、その際の夫婦の小粋な会話に感激し、長屋で再現する噺。言葉遊びの妙を軸に、文珍の軽妙な語りで自然と笑いが溢れる。
 「親子茶屋」は色街での噺。文珍の遊び心が、聴いているものの気持ちをふわりとほぐしてくれる。

桂文珍(11)「青菜」「親子茶屋」
桂文珍
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