花燃ゆ 38
NHK大河ドラマ「花燃ゆ」の第38回は、「届かぬ言葉」。
版籍奉還に伴う藩政改革で、奇兵隊を含む長州諸隊のうち1200人が脱隊騒動を起こす。ところで、吉田松陰と獄にいた富永有隣が関わっていたはずなのだが、本田博太郎があれだけ存在感のある演技をしておきながら、ここで全く出てこないのはなぜ。
歴史をちゃんと描いてくれという視聴者の声は、スタッフには届かぬ言葉なのだろうか。
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NHK大河ドラマ「花燃ゆ」の第38回は、「届かぬ言葉」。
版籍奉還に伴う藩政改革で、奇兵隊を含む長州諸隊のうち1200人が脱隊騒動を起こす。ところで、吉田松陰と獄にいた富永有隣が関わっていたはずなのだが、本田博太郎があれだけ存在感のある演技をしておきながら、ここで全く出てこないのはなぜ。
歴史をちゃんと描いてくれという視聴者の声は、スタッフには届かぬ言葉なのだろうか。
岩手放送アナウンサー菊池幸見が芸達者に語る岩手弁の世界。
「ラップIWATE弁」のような翔んだものから、「ばあちゃんの手」などのハートウォーミングな話まで、岩手弁の魅力を多様に伝える。
「遠野の夏休み」がとても気に入った。
「音の旅」をモチーフにした、KOBUDOのアルバム。
「命(みこと)~旅立ちの時に」「Legacy-遥かなる未来へ-」などのオリジナル曲から、「アランフェス協奏曲 第2楽章より」「ハンガリー狂詩曲第2番」などのクラシックが織り交ぜられる。
チェロ、ピアノ、尺八の名手が織りなす、旅先での風景がうかぶインストゥルメンタル・アルバム。
OTOTABI -音旅-
KOBUDO-古武道-
「包丁人味平」は最もわくわくした漫画のひとつ。1973年から1977年に週刊少年ジャンプに連載された作品であり、子どもの頃、その単行本の発売が待ち遠しくてしょうがなかった。
日本料理人の息子「味平」が成長していく物語である。まだ「グルメ」という言葉すら日本に存在していなかった時代、様々な料理や料理人の姿が描かれていた。
小さな洋食料理店の修行に始まり、「包丁試し」「点心礼勝負」といった料理の対決が繰り広げられる。また、デパート間の経営上の威信をかけた「カレー戦争」など、組織としての対決も見られた。
そこでは大小の料理に関する蘊蓄が繰り広げられる。原作者牛次郎お得意の大風呂敷のものもあるが、それはそれでまことに楽しい物語であった。
料理の多様さと料理人の矜持を、昭和の熱気の中に描く「包丁人味平」は、職業漫画のルーツであり、日本漫画界のエポックメイキングとも言える名作である。
アニメ「食戟のソーマ」第22話から最終回第24話は、秋の選抜審査のクライマックスが描かれる。
毎回、趣向をこらした料理が登場し、その世界の奥深さを満喫させてくれる。個性豊かなキャラクターが織りなす起伏に富んだストーリーで最後まで飽きさせない。何より、明るく前向きな雰囲気が良い。
次回予告に至るまで、サービス精神が横溢する。優れた原作を、アニメの作り手がいい形にしようとする姿勢が伝わってくる。丁寧に作られたフルコースを味わったような満足感があった。
御馳走様でした!
アニメ「食戟のソーマ」第19話から第21話は、学園における秋の選抜開始が描かれる。カレー料理がテーマであり、カレーの奥の深さを感じさせる。登場人物それぞれが料理に個性を発揮する。大団円に向けて、料理の創作にも磨きがかかる。
アニメ「食戟のソーマ」第16話から第18話は、父親との料理対決、そして、地元商店街と駅ナカ店との唐揚げ対決が描かれる。後半になっても、面白さはまったく衰えない。
今やっている二人脚本家体制のNHK大河ドラマよりストーリーが遙かに濃く、何倍も面白い。
NHK大河ドラマ「花燃ゆ」の第37回は、「夫の忘れがたみ」。
美和が訪れた京では「鳥羽・伏見の戦い」が始まっている。大政奉還はどうなった。坂本龍馬の暗殺もスルーか。長州はいったいこの間何をやっていたのか。鳥羽・伏見の戦いも一瞬で終わり、いつの間にか明治になっている。歴史ファンを一顧だにしないこの割り切った脚本、すごいなあ。
アニメ「食戟のソーマ」第13話から第15話は、合宿最後の過酷な試練が描かれる。主人公創真は、最大のピンチに陥る。卵料理ひとつでも、実に様々なバリエーションが描かれる。アニメの作り手は、料理の創作に敬意を払いながら仕事をしている感じが伝わってくる。
アニメ「食戟のソーマ」第10話から第12話は、フランス料理の課題と、本格的な料理対決が描かれる。
「至上のルセット」「東から来た魔術師」「ひと皿の記憶」と、タイトルだけでも興味をそそられる。内容は、実に奥深いものであった。極上のアニメを召し上がれ。
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