がんばらない
その人らしく生きることを支援する医療を実践している諏訪中央病院院長、鎌田實氏の「がんばらない」。
がん患者とそれを支える家族たちの姿を、温かみのある視線で描く。また、地域の人々と共にある医療を実現するために、様々な取組を行う。著者は、チェルノブイリの原発事故で被害にあった子どもたちを救うため現地に向かう。患者に真に寄り添う看護師が育っていく姿も綴られる。
ひとつひとつのエピソードが心にしみる。あたたかい医療を目指す著者の言葉は、教育を考えるうえでも大切な中身をもっている。
がんばらない (集英社文庫)
鎌田 實
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