果しなき流れの果に
奈良の遺跡の奥から、永遠に砂の流れ続ける砂時計が出土される。関係者は、それぞれ数奇な運命をたどることになる。
時空を越えて壮大なスケールで描かれる小松左京の長編小説。1965年に執筆されたことに驚きを感じる。そのイマジネーションの豊かさには圧倒される。読後感も素晴らしい余韻が残る。
日本におけるSFの金字塔。
果しなき流れの果に (ハルキ文庫)
小松 左京
奈良の遺跡の奥から、永遠に砂の流れ続ける砂時計が出土される。関係者は、それぞれ数奇な運命をたどることになる。
時空を越えて壮大なスケールで描かれる小松左京の長編小説。1965年に執筆されたことに驚きを感じる。そのイマジネーションの豊かさには圧倒される。読後感も素晴らしい余韻が残る。
日本におけるSFの金字塔。
果しなき流れの果に (ハルキ文庫)
小松 左京
太平洋戦争下、ジャワ島の日本軍俘虜収容所を舞台に、男たちの相克を描く「戦場のメリークリスマス」。1983年、大島渚監督作品。
坂本龍一、デヴィッド・ボウイと、東洋と西洋の音楽界を代表する二人が対峙する構図は、そのまま東西の価値観の対比を象徴している。多彩な登場人物の中で、ビートたけしの存在感が際立っている。
三国志の「関羽千里行」を題材にした映画。 重厚な歴史劇を期待したが、ドニー・イェンのアクションがメインの作品であった。
スティールパンの音楽CD「ゆるカフェ~ココナッツ」。原田芳宏のオリジナル8曲とカヴァー曲を含む15曲を収録。
南国のそよ吹く風を感じるような、心地良いアルバム。
ゆるカフェ~ココナッツ
原田芳宏
NHK大河ドラマ「真田丸」第25話は、「別離」。
千利休と秀吉の子鶴松の死を軸に、周囲の人々の群像劇として描く。秀吉の跡を継ぐはずであった幼児の最後にほくそ笑む真田昌幸と徳川家康の描写が乱世の雰囲気を色濃く表現していた。
柳家小三治の落語、「茶の湯」のCDを聴く。なんのたしなみもなく、気ままに茶の湯を始めるご隠居と、小僧さんのからみが絶妙である。また、招かれる人々それぞれの人間模様にも笑いがこみ上げる。
茶の湯に振り回される人々の純粋な愛らしさをごく自然にあぶり出し、ゆったりとした心持ちにしてくれる一席。
落語名人会(32)茶の湯
柳家小三治
宮本武蔵「五輪書」を渡部龍朗が朗読したCDを聴く。剣の道に向き合う奥義を説く哲学書。生き方を指南する書でもあり、音律を伴って耳にすると、簡明であるがゆえに味がある。
小松左京が1964年に書き下ろした小説を、角川春樹が懇願して映画化した。細菌兵器や核の恐怖などを、緻密な設定でスケール感豊に描くSFの大傑作。
大規模な南極ロケを敢行し、ジョージ・ケネディ、グレン・フォード、オリヴィア・ハッセーなど一流の国際スターを起用するなど、凄い意気込み。
映画は1980年に公開され、今なお重みをもって迫る作品である。
アンネ=ゾフィー・ムターによる、メンデルスゾーンの作品集。ヴァイオリン協奏曲、ピアノ三重奏曲、ヴァイオリン・ソナタ・ヘ長調、春の歌が収められている。
たおやかなヴァイオリンの音色が心地良く響く。ピアノ三重奏曲、春の歌でのプレヴィンのピアノと息のあった演奏もよい。
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲(DVD付)
ムター(アンネ=ゾフィー)
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