真田丸 33
NHK大河ドラマ「真田丸」第33話は、「動乱」。石田三成が、徳川家康を討とうと挙兵するが、多くの大名たちは家康の元に参じてしまう。
石田三成の人望のなさが痛々しいまでに表現されている。三成の実直な性急さと、家康の老獪さを対比させながら、幾多の登場人物を個性豊かに際立たせつつ関ヶ原に向かってそれぞれの立ち位置を醸成させていく。しかも1日の枠組みできっちりと描き出す。群像を業とユーモアの垣根を越えて表現する稀有な脚本であった。
NHK大河ドラマ「真田丸」第33話は、「動乱」。石田三成が、徳川家康を討とうと挙兵するが、多くの大名たちは家康の元に参じてしまう。
石田三成の人望のなさが痛々しいまでに表現されている。三成の実直な性急さと、家康の老獪さを対比させながら、幾多の登場人物を個性豊かに際立たせつつ関ヶ原に向かってそれぞれの立ち位置を醸成させていく。しかも1日の枠組みできっちりと描き出す。群像を業とユーモアの垣根を越えて表現する稀有な脚本であった。
桂歌丸の落語「鰍沢」「城木屋」のCDを聴く。「鰍沢」は、登場人物が3人であるが、前半の人情話風の話から、徐々にサスペンスフルな展開になっていく様が凄い。歌丸は木訥な語り口であるが、どんどん引き込まれていく。並の落語家では表現できまい。
「城木屋」は、『江戸一番の評判の美人』、『伊勢の壺屋の煙草入れ』、『東海道五十三次』の3つを盛り込んだ高度な三題噺とのこと。古典落語の真髄を伝えようとする歌丸の熱意が伝わる好演。
FBI長官、エドガー・フーヴァーの生涯に基づいた映画。クリント・イーストウッド監督による、2011年の作品。レオナルド・ディカプリオの演技が見事。
アメリカの現代史をなぞりながら、フーヴァーのキャラクターとFBIの組織が構築される過程を多面的に描いている。
SWA(創作話芸アソシエーション)による2011年の最終公演を収めたCD。林家彦いち、柳家喬太郎、三遊亭白鳥、春風亭昇が送るブレンド・ストーリー。
それぞれ個別の創作落語ではあるが、巧みに繋がりをもたせた噺になっている。最後にはエンディングトークがあり、充足感が伝わる公演になっていた。
SWAのCD FINAL-クリスマスの夜に-
SWA(林家彦いち 三遊亭白鳥 春風亭昇太 柳家喬太郎)
石川さゆりの張りのある歌声と絶妙のこぶしはあらためてよいと感じる。「津軽海峡・冬景色」「ウィスキーが、お好きでしょ」「天城越え」など、名曲はバックの音楽も実に良く出来ている。
石川さゆり2013年全曲集
石川さゆり
「注文の多い料理店」「卵」「赤ん坊と半鐘」「母子像」の4編を収録。
宮沢賢治「注文の多い料理店」は、虚心になって聴くとホラーとしてもよく出来ていると実感する。夢野久作「卵」は、奇妙な味の一品。牧逸馬「赤ん坊と半鐘」、小話のようでもあるが、後味悪い。久生十蘭「母子像」、戦争直後の傷を感じる作品。
いつもながら音楽は邪魔以外のなにものでもない。そのセンスが逆に不気味。
怪談傑作集(4)注文の多い料理店
朗読 滝田裕介 久米明 永井智雄
三遊亭竜楽の落語「厩火事」「くしゃみ講釈」が収録されたCDを聴く。「くしゃみ講釈」のマクラで、ヨーロッパ各国語で行った欧州公演のエピソードが語られるが、この部分が一番面白かった。
三遊亭竜楽2
三遊亭竜楽
NHK大河ドラマ「真田丸」第32話は、「応酬」。石田三成と徳川家康の対立が決定的となる過程を描く。家康の老獪さが際立ち、三成の実直さを嘲笑するかのように圧していく。
「青春残酷物語」「太陽の墓場」「切腹」「下町の太陽」「愛と誠」「復讐するは我にあり」「天城越え」「彩り河」「226」「ソネチナ」「壬生義士伝」「釣りバカ日誌20ファイナル」「母と暮らせば」など松竹の映画音楽を集めたCD。
サントラが発売されなかった昭和の映画や、CDが発売されてない音楽などレアな音源が収録されている。短い曲が多いが、それぞれの時代の雰囲気を伝えており興味深い。
松竹120周年映画音楽集
オリジナル・サウンドトラック
東北地方の民謡などをモチーフにした、シンセサイザー・サウンドを展開する姫神。ベスト版では、1970年代から現在に至るまでの変遷が楽しめる。
「奥の細道」「白鳥伝説」「風の旅」「見上げれば、花びら」「神々の詩」など、日本の原風景を感じる楽曲はドライブの友にもよい。
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