ダリ 天才日記
シュール・レアリズムの巨匠、サルバドール・ダリを描いた作品。
ニューヨークに訪れた有名人を迎える記者たちの前に、フランスパンを頭にのせた奇妙な男が現れる。フランスでその絵画と奇行でセンセーションをまきおこしたダリであった。あまりに変な言動に、多くの記者たちはあきれるが、興味をもったタイムズ誌の記者は、ダリに単独会見を申し込む。ホテルの一室で、ダリはその記者に生い立ちを語り始める……。
主役の人は、エディ・マーフィーのようなノリ。乳房のあるヒットラーとか、ゆがんだ時計とか、引き出しのあるビーナスなど、おなじみのダリの世界はあちこちに現れるが、全体としてはダリの生涯の転機をきちんとたどった、思ったよりまともな伝記ものの映画だった。ダリも見てないか。
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