桂歌丸 小烏丸 辻八掛
桂歌丸は、古い落語を掘り起こし、独自の光を当てることをライフ・ワークのひとつとしている。
「小烏丸」「辻八掛」も、歌丸師匠が蘇らせた作品。どちらも芝居の場面がメインになった、真の芸を披露する高座。
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桂歌丸は、古い落語を掘り起こし、独自の光を当てることをライフ・ワークのひとつとしている。
「小烏丸」「辻八掛」も、歌丸師匠が蘇らせた作品。どちらも芝居の場面がメインになった、真の芸を披露する高座。
TBSラジオで1991年4月から2015年9月まで土曜日の朝に放送された生放送番組「土曜ワイドラジオTOKYO 永六輔その新世界」。その中から「旅」をテーマにした永六輔のトークを厳選した2枚組のCD。
旅先の出来事が軽妙に語られ、楽しく聴ける。永六輔とアナウンサーの何気ないやりとりなのだが、幅広い知識と経験に基づいた知的なトークには、思わず引き込まれる。
放送初回の所信表明ともいえる語りは圧巻である。その後のトラックはおおらかさと優しさに満ちており心地良い。大橋巨泉の懐の深さを感じる饒舌もいい。
人生の豊かさを感じさせてくれるCD。
土曜ワイドラジオTOKYO 永六輔その新世界 特選ベスト~泣いて笑って旅物語篇~
ラジオ・サントラ 永六輔
「そして父になる」は、6歳になった息子が赤ちゃんのときに取り違えられていたことが分かった夫婦の心情を描いた映画。
「誰も知らない」の是枝裕和監督が脚本も手がける。主演の福山雅治は、初の父親役。片方はエリート建築家、もう片方は小さな電気店と境遇の違う家族の交流と葛藤を丁寧に描いている。リリー・フランキーと真木よう子の夫婦が味わいを出している。
第66回カンヌ国際映画祭審査員賞など多くの賞を得た作品。
NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」第40回は、「天正の草履番」。虎松が育てられた松下の家を捨て、井伊を名乗ったことによる周囲の人々の反応を丁寧に描く。
井伊家、松下家、今川家、徳川家それぞれを満遍なく描写し、しかも緊密に綾なしていく脚本が素晴らしい。
林家彦いちが、ヒマラヤ出発前日に口演した「反対俥」。疾駆する人力車の描写が凄い。なお、この激しく酸素を消耗する落語をエヴェレストをバックに5200mの高地で演じたというからすざまじい。
「遥かなるたぬきうどん」は、それから1年後に演じられた落語で、マッターホルン山頂にたぬきうどんの出前をする噺。さすがに情景描写が真に迫っている。
究極の体育会系落語。
NHK Eテレの番組「ムジカ・ピッコリーノ」のCD第2弾。「四季」から「春」、Chaiyya Chaiyya、神田川 、La Vie en Rose、魔王、東京ブギウギ、STAND BY ME、北風小僧の寒太郎と、その ヴァラエティはとめどなく広がる。
後半は、ファイナル・ファンタジー風の番組内楽曲集。
子どもたちへの音楽世界の案内としても、BGMとしても好適な1枚。
ムジカ・ピッコリーノ ピッコリーノ号の冒険 II
ムジカ・ピッコリーノ
NHK教育テレビで放送された音楽番組「ムジカ・ピッコリーノ」のCD。クラシックからポピュラー、ジャズ、ヘヴィメタまでありとあらゆる音楽を扱った番組であったが、その中から22曲を選んで収録。後半は、ゲーム音楽風のサウンド・トラックを収めている。
音楽のおもちゃ箱のようなアルバム。
ムジカ・ピッコリーノ ピッコリーノ号の冒険 I
ムジカ・ピッコリーノ
TVアニメ「けものフレンズ」のオリジナルサウンドトラック。印象に残る良い曲が多い。音楽もこのアニメの世界を作っている重要な要素であったことが実感される。
NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」第39回は、「虎松の野望」。後に井伊直政として徳川を支える虎松の活躍を描く最終章に突入する。
菅田将暉演じる虎松は、井伊再興を密かに願い、家康への仕官がかなう。小姓としてのスタートかに見えたが、潰れた井伊を名乗ると宣言したことから、草履番の立場に落とされる。
菅田将暉の活気ある演技がドラマを一気に盛り上げる。思いっきりのよい顔芸の豊かさも楽しませてくれる。今後の展開に期待が持てる勢いのある回。
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