西郷どん 10
NHK大河ドラマ「西郷どん」第10回は、「篤姫はどこへ」。幕末らしき時代を舞台としているが、身分制度ゼロ、セキュリティ・ゼロの世界で繰り広げられるコメディ。激動の時期であるはずだが切迫感ゼロ。純粋なコメディと割り切ったとしてもベタでチープな脚本。
背景の美術や舞台装置だけには凝っているが、歴史に向き合う気概のない脚本ではもったいない。こんなドラマを10話まで見てしまった。
NHK大河ドラマ「西郷どん」第10回は、「篤姫はどこへ」。幕末らしき時代を舞台としているが、身分制度ゼロ、セキュリティ・ゼロの世界で繰り広げられるコメディ。激動の時期であるはずだが切迫感ゼロ。純粋なコメディと割り切ったとしてもベタでチープな脚本。
背景の美術や舞台装置だけには凝っているが、歴史に向き合う気概のない脚本ではもったいない。こんなドラマを10話まで見てしまった。
芸能レポーターを通して、世相を描いた内田裕也主演、脚本の映画「コミック雑誌なんかいらない!」。滝田洋二郎監督による1986年公開作品。
ロス疑惑、豊田商事事件など、当時の事件をはさみながら芸能レポーターの実際が生々しくもシニカルに描かれている。本物のレポーター、実際に事件に関わった人々も登場し、スキャンダラスなキャスティングと展開で独特の存在感を放つ。
1980年代の熱気と混沌を伝える異色作。
「僕らはみんな生きている」は、東南アジアに出張となった日本人社員が、突然の軍事クーデターに巻き込まれる顛末を描いた映画。コメディタッチであるが、緊迫感もある。真田広之、岸部一徳、嶋田久作、山崎努など芸達者な人々の会話が笑いとペーソスを醸す。1993年公開の、滝田洋二郎監督による快作。
昭和11年の二・二六事件をモチーフとした高倉健、吉永小百合が主演の映画「動乱」。
タイトルに反し、比較的静的な映画である。高倉健、吉永小百合のオーラで全編が覆われ、見る者はその役者魂に心を奪われる。
監督は「日本沈没」「八甲田山」の森谷司郎、1980年公開作品。
新田次郎の小説「八甲田山死の彷徨」を原作とする日本映画。1977年公開の森谷司郎監督作品。明治35年、青森の連隊が雪中行軍の演習中に遭難した事件を基にしている。
高倉健、北大路欣也、丹波哲郎、三国連太郎、加山雄三、緒形拳など錚々たる俳優が競演している。過酷な雪中行軍の描写は圧巻で、寒さが背中を伝わってくるようである。
壮大なスケールで描く日本映画の名作。
バックハウスが弾くベートーヴェンのピアノソナタ「ワルトシュタイン」「テンペスト」「告別」のCDを聴く。
感傷的に流れることを一切排し、真摯に、ひたむきにピアノに向かい合う演奏であるが、それゆえ曲の良さが格調高く浮かび上がる。
ベートーヴェン:3大ピアノ・ソナタ集 Vol.2
バックハウス(ヴィルヘルム)
1990年代を中心としたドラマの主題歌を集めたCD。「恋におちて」「冬の散歩道」「チキチータ」「ベン」など、懐かしい香りのする曲が多い。
ヘイリーの「アメイジング・グレイス」、ナナ・ムスクーリの「オンリー・ラヴ」など、名歌唱も含まれ、意外に中身が濃いアルバム。
トレンディ・ラヴァーズ~“恋する妻”のコンピレーション
オムニバス~テレビ主題歌
NHK大河ドラマ「西郷どん」第9回は、「江戸のヒー様」。家族が別々の動きをしているため、夕食どきに集まるのは珍しい。そのため、録画した大河ドラマは、家族そろって見る唯一番組である。そのため、今回つまらなければ貴重な時間がもったいないので、見るのをやめようと思っていた。
今回は西郷が江戸に行き、井伊直弼、一橋慶喜、徳川斉昭などが登場したこともあり、いつもより時間が短く感じられた。「龍馬伝」でも、舞台が京都や長崎になった回は密度が濃かった。それに比べるほどではないが、いつものだらだらとした流れよりもよほど好かった。
相変わらず歴史に関しては説明不足の感はあるが、もう少し続きを見てもいいかと思った稀な回。
春の喜びを伝える「さくらさくら」に関する音源を多数収録したCD「さくらさくらのすべて」。
スーザン・オズボーンの抒情的な歌唱に始まり、様々な変奏曲や、クラシックや讃美歌への転用などが収められている。解説書もヴォリュームがあり、学術的な側面もある。
宮城道雄の名曲「さくら変奏曲」はことに素晴らしい。
さくらさくらのすべて
木村玲子 童謡・唱歌 東京少年合唱隊 Miriam Gauci 岡村喬生 遠藤久美子 リリカ・アンジェリカ白百合女子大学OG聖歌隊 Susan Osborn
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