三略 (まんが学術文庫)
中国の兵法書「三略」の内容をレコード会社に出向した社長を中心に表現した漫画。これも池井戸潤の小説や弘兼憲史の「島耕作」シリーズみたいであるが、「六韜」よりも説得力が感じられた。脚本のリアリティの差であろう。
古典の力を借りた再生というテーマは、現代社会のニーズに合致している。
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中国の兵法書「三略」の内容をレコード会社に出向した社長を中心に表現した漫画。これも池井戸潤の小説や弘兼憲史の「島耕作」シリーズみたいであるが、「六韜」よりも説得力が感じられた。脚本のリアリティの差であろう。
古典の力を借りた再生というテーマは、現代社会のニーズに合致している。
中国の兵法書「六韜」の言葉を、現代の銀行を舞台に実践した様を描いた漫画。主人公は、謀略を用いて行内を変えようとする。
手段を選ばず突き進む主人公の姿が力強い。しかし、池井戸潤の小説やドラマのようになってしまい、さらりと読めるが肝心の古典の深みはあまり伝わってこなかった。登場人物が皆あまりに刹那的すぎる。
学術書の漫画化の難しさを感じさせてくれた書。
若山富三郎主演の映画「賞金稼ぎ」は、1969年に公開された時代劇。時の将軍・家重は、内乱を防ぐために凄腕の賞金稼ぎ・錣市兵衛を薩摩に向かわせる。
スピーディな展開と凝った演出で最後まで飽きさせない。敵のアジトへの侵入、謎の美女、様々なガジェットなど、まさしく和製007といった趣き。若山富三郎の殺陣が光る。
ベンサムの「道徳および立法の諸原理序説」を基に、「最大多数の最大幸福」に象徴される思想を表現した漫画。
19世紀ロンドンを舞台に、切り裂きジャック事件と功利主義を結びつけるなど、大技で挑んだコミック。
ジオン公国はサイド5において地球連邦と交戦する。劣勢であったジオン軍は、秘密兵器モビルスーツを投入し、形勢は逆転していく。なかでもシャアの操縦する赤いモビルスーツは圧倒的な戦果をあげる。
テレビシリーズのファースト・ガンダムの人物も多く登場し、本編に繋がっていく。
安彦良和の漫画を原作とするアニメ「機動戦士ガンダム THE ORIGIN V」。ジオン公国は地球連邦に宣戦布告をし、緒戦においてコロニーを犠牲にした大虐殺を行う。
多くのキャラクターをからめた群像劇であるが、主軸となるシャアの成長がその分描きたりないという感じがした。
背景美術が素晴らしく、画面に惹き付けられる。
いかにも次回に続くといった終わり方。その唐突さに気をそがれてちょっと残念。
一世を風靡したテレビアニメ「エヴァンゲリオン」のサウンドトラック。「残酷な天使のテーゼ」と音楽的にも対をなす「FLY ME TO THE MOON」から始まり、インパクトのある音楽が収録されている。作曲者、鷺巣詩郎のセンスに脱帽する。
アニメはぎりぎりの日程で作られていたと聴く。音楽にも焦燥感や切迫感が反映されているように感じてしまい、それが魅力を高めている。
横溝正史のおどろおどろしいミステリーを大野雄二の美しい音楽が彩る「犬神家の一族」。西条八十の誌をモチーフにした「人間の証明」、薬師丸ひろ子がスクリーンに始めて登場し、高倉健と共演した「野生の証明」。薬師丸ひろ子主演、テーマ曲も歌い大ヒットした「セーラー服と機関銃」など、角川映画の代表作の音楽を集めたCD。
エポックメイキング的な役割を果たした作品の数々は、音楽においても時々の心をつかんだ。当時の熱気が伝わってくるアルバム。
朝のワイドショーの司会者が立てこもり事件にまきこまれる映画「グッドモーニングショー」。中井貴一の飄々とした演技が楽しい。君塚良一が監督・脚本を手がける。テレビ局の裏方の様子が興味深い。
気楽に見られるコメディ映画。
3人の女子中学生がふとしたことから「遊び人研究会」を立ち上げるが…。
オープニングからファンシー系と思いきや、シュールギャグ満載のアニメであった。主人公の顔が突然、つげ義晴や楳図かずおの漫画に出てくる登場人物のようになったりする。
唐突なリスキィさを含んだ笑いが徹底して追究されるお気楽アニメ。
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