どろろ アニメ 2
アニメ「どろろ」第2話は、「万代の巻」。妖怪金小僧、万代が登場する。琵琶丸が百鬼丸についてどろろに説明する役割も担う。落ち着いた色調の中、ロードムービー的な趣きもあり、見続けたいと思わせるアニメ。
アニメ「どろろ」第2話は、「万代の巻」。妖怪金小僧、万代が登場する。琵琶丸が百鬼丸についてどろろに説明する役割も担う。落ち着いた色調の中、ロードムービー的な趣きもあり、見続けたいと思わせるアニメ。
手塚治虫の名作「どろろ」が、2019年に新たにアニメ化された。第1話は、「醍醐の巻」。 戦国時代、自らの野心のために醍醐景光は魔物と契約をする。
抑えた色調で独特の雰囲気を醸している。感覚を失った百鬼丸の表現が工夫されている。
原作の雰囲気を尊重しつつも、アニメとしての可能性に挑む意欲作。
1969年からフジテレビ系列で放送された「どろろ」。前半はモノクロであり、水墨画のような背景でたいへん味わいがある。
音楽は富田勲が作曲。「ほげほげたらたら ほげたらぽん」という印象に残る歌詞で、一度聴くと耳朶の底に残る。
総監督の杉井ギサブローのもと、手塚治虫の世界を丁寧に映像化した力作。
手塚治虫による漫画「どろろ」。父親が自らの野望のために魔物の生贄とされ、体の48箇所を欠損した状態で生まれた百鬼丸をめぐる物語。生まれてすぐ川に流された百鬼丸は、医者の寿海によって救われ、義手や義足、義眼を補われて成長していく。魔物を倒すごとに奪われた体の部分が戻っていく。
百鬼丸に魔物に襲われているところを救われた子ども「どろろ」は、共に旅をすることになる。
子どもの頃、「週刊少年サンデー」に連載されている「どろろ」を見て、怖いと感じると同時に、その不思議な世界に惹かれる思いがあった。成人となりあらためて通して読むと、テーマの重みと深遠さに感銘を受けた。
どろろの軽妙な動きが物語の暗さを救っている。その卓越した表現技法にはうならされる。
連載開始は1967年。時を越えて今なお多くのクリエーターに刺激を与え続ける名作。
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