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終りなき夜に生れつく

 アガサ・クリスティーのミステリー「終りなき夜に生れつく」。貧しい青年ロジャースは、丘の風景に魅了され、そこに家を建てることにあこがれる。その場所で出会った女性と恋に落ち、順調に進んでいくが…。
 実にクリスティーらしい作品である。ロマンス小説のようであるが、徐々に不安の陰が色濃くなっていく。
 円熟の筆で描くロマンティック・ミステリーの逸品。

終りなき夜に生れつく(クリスティー文庫)

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