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黄金銃を持つ男

 007の9作目にして、原作者イアン・フレミングの遺作となった長編を映画化。香港、マカオ、タイを舞台に、クリストファー・リー演じる殺し屋スカラマンガとの対決を描く。ガイ・ハミルトン監督による1974年公開作品。
 短い期間で製作したためか、スケールが小さく感じるが、カーチェイス、ボートチェイスなど、見所は随所にある。オマヌなボンド・ガールや、せこさを感じる刺客など、B級映画の雰囲気を持っているが、原作者イアン・フレミングの従兄弟でもあるクリストファー・リーの存在感がそれらを補ってあまりあるほど光っている。気楽に見られる007映画。

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