私を愛したスパイ
007シリーズの10作目「私を愛したスパイ」。メモリアルな作品ということもあり、巨額の費用をかけ、エンターテイメントに徹した見どころの多い作品となっている。
ロジャー・ムーアのスタイリッシュでユーモアを含んだボンドが懐かしい。リチャード・キール演じる宿敵「ジョーズ」のキャラクターが鮮烈な印象を残す。ケン・アダムによるデザインが優れており、作品の魅力を高めている。クレジットには出ないが、スタンリー・キューブリックも巨大タンカー内の撮影に協力している。
スタッフの意気込みが結晶した、007シリーズの傑作。
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