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グールド ブラームス 間奏曲集

 ブラームスの晩年のピアノ曲は、実にいい。特に、作品116から119は、珠玉の小品。ささやかな喜びと哀感がない交ぜになった音楽は、ブラームスならではの、人生が凝縮された深い味わいがある。
 これらブラームスの傑作から、グレン・グールドが選曲し、繊細に綴るピアノは、ひとつひとつの音に研ぎ澄まされた感性がきらめく。
 なかでも、作品117には強く惹かれる。瞑想的でありながら暖かみを含み、孤高であるがゆえに、かえって寄り添うような癒しを与えてくれる。

ブラームス:間奏曲集、4つのバラードより&2つのラプソディ

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