白夜行 最終回
サスペンスフルな展開から一転、最終回はたいへんしっとりとしていた。きれいにまとめられている。原作も素晴らしいが、森下佳子の脚本のうまさに、うならされることの多い作品だった。
武田鉄矢が主役のように思えることも度々あった。存在感があまりに大きい。
この1年のテレビドラマの中では、最も惹きつけられたもののひとつ。
TBSドラマ 白夜行
白夜行 完全版 DVD-BOX
山田孝之 東野圭吾 綾瀬はるか 
サスペンスフルな展開から一転、最終回はたいへんしっとりとしていた。きれいにまとめられている。原作も素晴らしいが、森下佳子の脚本のうまさに、うならされることの多い作品だった。
武田鉄矢が主役のように思えることも度々あった。存在感があまりに大きい。
この1年のテレビドラマの中では、最も惹きつけられたもののひとつ。
TBSドラマ 白夜行
白夜行 完全版 DVD-BOX
山田孝之 東野圭吾 綾瀬はるか 
1974年に最初のシリーズが放映されたテレビアニメ、宇宙戦艦ヤマトは、秀逸なSF設定と人物群像の深みある描写により、その後のアニメーションに大きな影響を与えた作品であった。
当初、52回の放送予定であったが、裏番組が「アルプスの少女ハイジ」であったために視聴率がふるわず、26回で終了となった。そのため、イスカンダル星からの帰路が、半年で語られるはずがたった1回のストーリーになり、最終回の密度がたいへん濃い。
この作品の魅力を支えているのは、雄壮なテーマ音楽と、哀愁ただよう挿入歌であろう。SFと浪花節が融和したこの作品に見事にマッチしている。作曲者の宮川泰氏は、この3月21日に心不全で亡くなられた。テレビ時代の幕開けから現代まで数多くのヒット曲を送り出し、日本のテレビ文化を支えてきた方の一人だった。
宇宙戦艦ヤマト DVDメモリアルボックス
納谷悟朗 緒方賢一 永井一郎 
「だめだこりゃ」は、いかりや長介の自伝。音楽活動への思い、ドリフターズの入団から、全員集合のヒット、メンバーとのエピソード、俳優への転身など、テンポ良く書かれている。実に興味深く、楽しく読めた本だった。
個人的には、火曜サスペンス劇場の「取調室」シリーズが好きだった。密室でのやりとりは、刑事と犯人との2人の演技にすべてがかかっている。緊迫感の中にも飄々とした雰囲気を失わずに演じられるのは、この人しかいなかったのでは。人間的な厚みを感じさせる人でなければ、犯人を落とすことはできない。落とすほどの説得力を持つ体験を自らしてきたいかりや長介だからこそ、演じられる役だったのではないか。自伝「だめだこりゃ」を読んで、その感をより強くした。
3月20日で3回忌を迎える。ご冥福をお祈りいたします。
だめだこりゃ
いかりや 長介 
白夜行の第十話までを見るが、脚本があまりに素晴らしい。人の業をこれだけ豊かな言葉とストーリーで綴れるとは。武田鉄矢、八千草薫の自然な演技が、そのまま人生の機微を映している。余貴美子の図書館職員が、良心を体現して心打たれた。
シベリウスのフィンランディアを聴くと、牧場の少女カトリが思い出される。世界名作アニメのひとつだが、比較的地味な扱いを受けている。フィンランドに生きる人々の営みがじっくりと描かれた、良い作品だと思うのだが。フィンランディアの曲がよく流れ、シベリウスの音楽に親しむことができた。
監督・斎藤博、脚本・宮崎晃という、「あらいぐまラスカル」「ペリーヌ物語」などで息のあったコンビで作られた。脚本は、ほとんど宮崎晃のオリジナルであり、その良さに支えられている面も大きい。
美しい絵と、暖かみのある描写で、安心して見られるアニメーション。
牧場の少女カトリ(1)
及川ひとみ 藤田淑子 宮内幸平 
「はやく人間になりたい!」
妖怪人間ベムは、1968年から1969年にかけてフジテレビ系で放映されたアニメーション。全26話。怪奇ものブームの中、西洋風の表現で迫った力作。
妖怪顔負けの人々がニュースを賑わす現代にあっては、このアニメの主人公たちのほうが、よっぽど人間的に見える。
妖怪人間ベム vol.1
小林清志 森ひろこ 清水マリ 
市立図書館のビデオのコーナーに行ったら、5~6歳くらいの女の子が、
「♪あれは~だれだ、だれだ、だれだ」
と、懐かしい歌をうたっているではないか。さらに、
「あ、おとうさん、黄金バットがあるよ!」
おお、黄金バットをこんな幼い子が知っているのか。
「黄金バットね。今度は妖怪人間ベムを借りようか。」
このお父さん、日本のアニメ文化を継承するよい子に育てていますね~。
デビルマン(1)
永井豪 田中亮一 坂井すみ江 
1989(平成元)年、NHKスペシャルで、「太郎の国の物語」が放映された。司馬遼太郎の語りで、幕末から明治にかけてを綴ったドキュメンタリーであった。司馬遼太郎の味わいのある語りと、日本の原風景を思わせる映像で、静謐の中にも心の深奥に迫る貴重な作品であった。
「マリン・エクスプレス」は、手塚治虫のアニメーションの中で、最も楽しめた作品。1979年の日本テレビ系24時間テレビ「愛は地球を救う」のスペシャルアニメ第2回として放映された。
アトム、ブラックジャック、ヒゲオヤジ、サファイヤ、ロック、シャラク、お茶の水博士、アセチレンランプ、ドン・ドラキュラなど、手塚作品のキャラクターが総出演する。テンポよく進むストーリー、アイディア満載の演出など、ノリにノッている。背景には水彩画を採用するなど、美術にも意欲的な面がみられる。
大野雄二の軽快な音楽も魅力的。このアニメのために、50曲も作ったという。
原作・演出・絵コンテのすべてを手塚治虫自らが手がけた。手塚アニメの総決算というべき最も充実したアニメーション。
海底超特急マリン・エクスプレス
手塚治虫 富田耕生 小山芙美 
TBSのドラマ「白夜行」第4話を見る。原作と違う視点で割り切って描くことで、かえって成功している。読者に想像力を委ねる原作の文章の力はすごいが、緊迫感をもった密度の濃いラブストーリーに仕上げたスタッフの力量もさすがだと思う。
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