ルパン三世’71 MEトラックス
1971年に放送されたアニメ「ルパン三世」、いわゆる「旧ルパン」のオリジナル音源から起こしたアルバム。山下毅雄のオトナの魅力をもった曲が蘇る。
オリジナルゆえ、足音や扉をあける音、銃声などが分離されず、そのまま入っている。そのため、臨場感に溢れ、名シーンが浮かんでくる。これほど素晴らしい曲に恵まれたいたのかと、あらためて感嘆する。これらがすべて1日で収録された解説書にあり、驚愕する。
71年ルパンの世界にひたらせてくれるアルバム。
1971年に放送されたアニメ「ルパン三世」、いわゆる「旧ルパン」のオリジナル音源から起こしたアルバム。山下毅雄のオトナの魅力をもった曲が蘇る。
オリジナルゆえ、足音や扉をあける音、銃声などが分離されず、そのまま入っている。そのため、臨場感に溢れ、名シーンが浮かんでくる。これほど素晴らしい曲に恵まれたいたのかと、あらためて感嘆する。これらがすべて1日で収録された解説書にあり、驚愕する。
71年ルパンの世界にひたらせてくれるアルバム。
1966年、ビートルズが日本武道館で行った伝説のライブが行われた。その年を冠した女性ユニット「1966カルテット」のベスト版。
クラシカルなバラードからアグレッシブなロック調の演奏まで、多彩なアレンジが繰り広げられる。25曲がほぼリリースされた順に並んでおり、ビートルズの歩みと楽曲の変遷を感じることもできる。
ビートルズの魅力にあらたな光をあてるヴィヴィッドなアルバム。
リリカルな曲をしっとりと歌い上げる白鳥英美子のCD。清冽な泉のように美しい響きが広がるアルバム。
「ああ、我々は、自分をこの音楽家に託してよいのだ。」
久しぶりに、読み進むのがもったいない、読み終わりたくないと思える小説に出会えた。ピアノコンクールを舞台に、人間模様と音楽を描いた恩田陸の小説「蜜蜂と遠雷」である。
養蜂家の少年、元プロであった少女、アメリカで実力を磨いた多国籍の系譜をもつ青年、音楽家への夢が捨てられない会社員など、参加者が織りなす演奏を軸に、それらを取り巻く人々や審査員など様々な視点でコンクールの進行を紡いでゆく。
ピアノ演奏の魅力をここまで具体的に表現した作品があっただろうか。登場人物それぞれが、曲から受ける心象を記していく。それにより、ピアノが奏でる音楽が表現するものを豊かに描き出していく。
音楽への深い愛情が、繊細な言葉によって伝わってくる。同時に、人々の生き様が、音楽によって見事に浮き彫りにされていくのだ。登場人物に共感し、何度涙を溢れさせたことだろうか。
音楽の素晴らしさを人々のハーモニーで奏で、いつまでもその調べに浸っていたいと感じさせる素敵な小説。
蜜蜂と遠雷(上) | |
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ロサンゼルスのレストランで料理長を務めるカールは、評論家の酷評に反論し、その映像がネットで炎上する。解雇されたカールは、古いトラックでサンドイッチの移動販売を行う。
冒頭の包丁さばきから惹き付けられる。随所に出てくる料理のうまそうなこと。トラックを手に入れてからは、ロードムービーの趣きとなるが、同行する子役がとても良い。
監督・脚本・製作・主演を務めるジョン・ファヴローの才気を感じる。料理の素晴らしさを堪能させてくれる良作。
太平洋戦争前後の広島・呉を舞台とし、市井の人々の姿を描く「この世界の片隅に」。こうの史代による漫画を原作とし、片渕須直がアニメーション映画化した。
主人公すずは、広島から呉に嫁ぎ、戦時下の困窮する暮らしの中でも工夫を凝らし生活に潤いをうみだす。
一貫して日常的な視点で人々が描かれ、ほのぼのとした絵柄で温かみを感じる。それゆえに戦争の悲惨さが際立つ。
諄々と心に染みる至高のアニメーション。
2002年に開催された「全国ハモネプリーグ」の演奏を収録したCD。それぞれ工夫をこらし、熱気のあるアカペラを展開している。
土曜ワイドラジオTOKYO「永六輔その新世界」から、戦争についてのトークをセレクトしたCD。
永六輔との対談するのは、野坂昭如、前田武彦、淡谷のり子など錚々たる人々。
野坂昭如による「火垂るの墓」に繋がる妹との話、前田武彦のアメリカと音楽に対する思い、淡谷のり子の軍部の前でも気概を貫く姿勢、どれもたいへん興味深い。戦争の実体験を語っているだが、そこは人生の達人、重苦しくならずふうわりとした感慨を残す。
永六輔が号泣する逸話も収められている。時代を駆け抜けた人々の肉声が記録された音源。
神楽坂の炭火焼ダイニング「kemuri」のBGMで使われた曲を集めたCD「コトノハ」。なんというセンスの良さ。それぞれの曲に、ずっとひたっていたいと思わせる趣きがある。
ここちよい空間を演出するステキなアルバム。
岩崎宏美のカヴァーアルバム、"Dear FriendsVII"は、阿久悠作品を歌う。
16歳の時のデビュー曲、「二重奏(デュエット)」は阿久悠作詞。岩崎宏美にとっては恩師でもあり、心を込めて厳選した12曲を歌う。
「みずいろの手紙」「ひまわり娘」「白いサンゴ礁」「時の過ぎゆくままに」「ジョニイへの伝言」… 円熟の声でしっとりと歌われる音楽はどれも素晴らしい。
聴くほどに味わいのあるアルバム。
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