28日後
人間を凶暴化させるウィルスが蔓延したイギリスで、必死に生き延びる人々を描いたダニー・ボイル監督の映画「28日後」。巧みなストーリーと人間の性を鋭くつく描写で、凡百のホラー映画と一線を画する。
人間を凶暴化させるウィルスが蔓延したイギリスで、必死に生き延びる人々を描いたダニー・ボイル監督の映画「28日後」。巧みなストーリーと人間の性を鋭くつく描写で、凡百のホラー映画と一線を画する。
映画「ショーシャンクの空に」が素晴しかったので、スティーヴン・キングの原作「刑務所のリタ・ヘイワース」を読む。「恐怖の四季」と題されて書かれた春夏秋冬の4つの物語の最初の話。スティーヴン・キングのストーリ・テリングの巧みさに感嘆する。
続く「ゴールデンボーイ」も、心の底にある恐怖をあぶり出す作品。長編小説だが、最後まで一気に読ませる力がある。
カクレクマノミの父親が、人間に捕獲された息子を探す冒険を描くディズニー映画「ファインディング・ニモ」。ピクサー社によるフルCGアニメであるが、海中の美しさは息をのむほどの出来映え。海の生物が多数擬人化されて登場するが、どれも見事なまでにキャラクターが造形されている。
2003年度アカデミー賞長編アニメーション部門受賞作品。
ファインディング・ニモ [DVD]
トーマス・ニューマン
「明日に向かって撃て!」のジョージ・ロイ・ヒル監督が、ポール・ニューマンとロバート・レッドフォードを再び主役に据えた映画「スティング」。よく練られた脚本を基に、こだわりぬいた演出とカメラワークで撮り一級の娯楽作品に仕上げている。
スコット・ジョプリンの「エンターテイナー」など、ラグタイムの音楽が全編を彩り、印象に残る。
1973年度第46回アカデミー賞において、作品賞、監督賞、脚本賞、美術賞、編集賞、編曲賞、衣装デザイン賞の7部門を受賞。
旭山動物園を現在の姿にした人々の軌跡を描くプロジェクトXを見る。一度は閉園にまで追い込まれるが、職員の努力によって動物の自然な行動や生活を見せることに成功し、日本でトップレベルの入園者数を誇る動物園に育て上げる。子どもたちも画面に見入っていた。夢を形にすることの感動が得られた。
ニューヨークの動物園を抜け出したライオンたちを主人公としたディズニー映画「マダガスカル」。野生の世界への憧れと現実、肉食動物と草食動物の共存など、シリアスなテーマも若干盛り込まれている。CGによる動物たちの擬人化も、ここまでくれば堂に入ったもの。
このブログの記事を整理し、コンテンツを見やすく並べた「パストラーレのひととき セレクション」のページを作り始める。まずは、映画について「邦画」「洋画」「アニメーション」に分類し、読み順に並べる。
「書籍」「音楽」については、追々まとめていきたい。
整理することを通じて、何にせよ、どのように分類し提示するのかを考える過程が、結構大事だと感じさせられた。
007映画の名作、「ロシアより愛をこめて」をブルーレイ・ディスクで見る。東西冷戦を背景に、比較的シンプルな筋運びで、最近の007シリーズのように矢継ぎ早にアクションが展開される訳ではないが、それだけにじっくりと007の魅力を堪能できる。最近のシリーズより、緩急のバランスとテンポが抜群に良い。
ブルーレイ・ディスクで見ることにより、改めて画面の美しさに感銘を受ける。イスタンブールやヴェニスの街の美しさ、疾駆するオリエント急行の勇姿が、007の華麗な活躍を盛り上げる。どの背景も絵になり、品格が感じられる。テーマ曲も素晴しいが、背景の見事さがこの作品を支えていることを実感した。
「大空港」などのパニック映画をモチーフにしたコメディ「フライング・ハイ」を見てしまう。1980年のアメリカ映画。これでもかと言わんばかりに繰り出されるギャグには、圧倒される。感覚的についていけないところもあるが、そのサービス精神の旺盛さには感服する。この「おバカ映画」に、惜しみなく人材と費用を投じるアメリカには、単なるおバカ以上の懐の深さを感じる。
アメリカ実写版「ドラゴンボール EVOLUTION」。子どもの要望で、レンタルDVDを見る。鳥山明の原作とはまったくの別物。青春グラフィティに香港映画の香りを添え、無理矢理SFのスケール感を出そうとしたハリウッド映画。
子どもはカメハメ波のまねをして喜んでいた。違うけど楽しめたと子どもは寛容。
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