地球が静止する日
キアヌ・リーブス主演の映画「地球が静止する日」。SFスペクタクルと謳われているが、やや大味でベタな印象をうける。
Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!
ブリティッシュな笑いが魅力のテレビシリーズ「Mr.ビーン」の映画版。くじで当選した旅行で、ロンドンからカンヌへ向かう道中でのコメディ。テレビシリーズでの毒気は薄まり、美しい風景の中でローワン・アトキンソンの芸達者なギャグが展開される。
クレヨンしんちゃん オトナ帝国の逆襲
最も感動した映画、何度思い出しても感動する映画を挙げるとすれば、ためらうことなく原恵一監督の「映画クレヨンしんちゃん オトナ帝国の逆襲」を挙げる。この作品は別格である。
1970年の大阪万博のシーンから始まり、昭和のノスタルジーを漂わせながら、今を生きることをじっくりと考えさせてくれる。お笑いの要素を散りばめつつ、心底感動させる脚本は、奇跡的。
全ての世代が楽しめ、見る人の心を暖め、家族や自分の人生を大切にしようと自然に思わせてくれる。日本映画の傑作中の傑作。
ショーシャンクの空に
画面から感じるこの力は何だろう。刑務所を主な舞台としながら、暖かみのある作品となっている。特に、塀の中の人々を見守るモーガン・フリーマンの演技の素晴らしさが作品を支えている。限られた空間だからこそ、人の思いや生きる意味がより浮かび上がってくるのだろうか。
007 慰めの報酬
ダニエル・クレイグがジェームズ・ボンドを演じる007シリーズ「慰めの報酬」。前作「カジノ・ロワイヤル」の続編。情報機器を駆使し、様々な国で体をはったアクションシーンが矢継ぎ早に繰り広げられる。
クレイグ主演の007はクールを貫き、ユーモアやエスプリが介入する余地がほとんどない硬質な作品となっている。
トップをねらえ！ ３
ハードSFの要素を盛り込んだアニメの傑作「トップをねらえ！」。回を重ねるごとに重厚さが増し、第５話・第６話に至り、映像からは凄みすら感じられる。名指揮者のもと、クライマックスでオーケストラから見事な音楽を引き出した名演のように、語り続けられるだけの力を持ったアニメーション。
トップをねらえ! Vol.3 [DVD]
岡田斗司夫 
トップをねらえ！ ２
「トップをねらえ！」第３話、第４話は、SFドラマとしても良くできた回。特に、第４話の力の入れようはすごく、見る者に緊迫感と高揚感を与える。
トップをねらえ! Vol.2 [DVD]
岡田斗司夫 
トップをねらえ！ １
「エヴァンゲリオン」の庵野秀明監督＆ガイナックスが、1988年にOVA作品として世に送り出したロボット・アニメ「トップをねらえ！」。３０分６話で構成されている。第１話は、「エースをねらえ！」を始めとする様々なアニメや映画に対するパロディのオン・パレードだが、第２話以降、宇宙に飛び出し、SFの要素が色濃くなっていく。
徹底したこだわりと旺盛なサービス精神で、いまなお根強いファンを持つ作品。当時アイドル歌手であった酒井法子が主題歌を歌っている。
トップをねらえ! Vol.1 [DVD]
岡田斗司夫 
素晴らしき哉、人生!
ジェームズ・ステュアート主演の「素晴らしき哉、人生! 」は、フランク・キャプラ監督による1946年のアメリカ映画。モノクロ映画だが、人々の顔には内側からの輝きが溢れている。特に、ドナ・リードは素晴しい。
クリスマスの夜にぴったりの人間賛歌。
ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ
ギャングの顔役から多額の借金を背負った４人の若者に、多彩な人物がからむ映画。脚本は凝っているが、イギリス社会の嫌な面を見せつけられた感が残った。
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