ゴーストライター
元英国首相の伝記執筆を依頼されたゴーストライターをめぐるサスペンス映画。「テス」「戦場のピアニスト」のロマン・ポランスキー監督による2010年公開作品。
冒頭、雨の中フェリーが入港するシーンからただならぬ雰囲気を醸している。ポランスキーのモノトーンに近い凝った映像の中、スリリングな展開に引き込まれていく。
ヒッチコック風の重みと軽さが同居した絶妙のストーリーと、独特の映像美が堪能できる極上のエンターテイメント。
元英国首相の伝記執筆を依頼されたゴーストライターをめぐるサスペンス映画。「テス」「戦場のピアニスト」のロマン・ポランスキー監督による2010年公開作品。
冒頭、雨の中フェリーが入港するシーンからただならぬ雰囲気を醸している。ポランスキーのモノトーンに近い凝った映像の中、スリリングな展開に引き込まれていく。
ヒッチコック風の重みと軽さが同居した絶妙のストーリーと、独特の映像美が堪能できる極上のエンターテイメント。
2016年8月、リオデジャネイロオリンピックが開催される。「エリート・スクワッド ブラジル特殊部隊BOPE」は、リオデジャネイロを舞台にしたサスペンス。ジョゼ・パジーリャ監督による2010年のブラジル映画。
ギャングと警察との癒着にメスを入れるため、ブラジル特殊部隊が暗闘を繰り広げる。銃撃戦も派手に行われ、そのリアルさは圧巻。ストーリーもよく練られ、引き込まれる。
ブラジル映画の底力を感じさせる作品。
筒井康隆の中編小説を原作とする映画「ジャズ大名」。南北戦争後、あてどない黒人が船に乗り、たどり着いた先が幕末の日本。自由な気風をもった大名の元で、藩全体を巻き込んだセッションを繰り広げる。
いかにも筒井康隆の世界を、岡本喜八が時代劇の形式美を守りつつ、徐々にハチャメチャな世界に導いていく。このチェンジ・オブ・ペースの巧みさ、建前とホンネの屹立した表現に奥深さを感じる。リクツ抜きに楽しめる喜劇映画の傑作。
「東京に原発を誘致する。」
知事の一声で始まった政治劇。東京都の幹部が議論を交わす中で、原発設置のメリットと危険性があぶり出されていく。
2004年に公開された映画で、コメディタッチであるがゆえに一層不気味さを感じる。ブラックなエンターテイメント。
トム・クルーズ主演のスパイ・アクション「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」。
冒頭の飛行機のシーンから、サスペンス映画のクライマックス並のアクション。畳みかける見せ場の連続。だが、ストーリーはその分細やかさに欠けるか。トム・クルーズ自身による体を張った演技が見物。
派手なアクション満載の、気楽に見られる映画。
「ワーキング・ガール」は、ニューヨークのウォール街を舞台にしたロマンティック・コメディ。1988年、 マイク・ニコルズ監督作品。
メラニー・グリフィス演じる秘書が、持ち前の頑張りを生かして奮闘するサクセス・ストーリー。ハリソン・フォード、シガニー・ウィーバーなどの名優が脇を固める。
カーリー・サイモンが歌う主題歌「ステップ・バイ・ステップ(Let the River Run)」が素晴らしい。この曲は、日本のドラマ「ホテル」のテーマ曲としても用いられた。白鳥英美子が歌うヴァージョンの晴れやかさがとても気に入っている。アカデミー賞主題歌賞受賞作品。
1981年に赤川次郎の小説を映画化した「セーラー服と機関銃」。薬師丸ひろ子の人気を不動のものとした当時の大ヒット映画。渡瀬恒彦がいい味を出している。
スペイン、マヨール広場で起きた事件を複数の人物の視点で描いたサスペンス映画。2008年公開のピート・トラヴィス監督作品。
8名それぞれの立場で事件を描写することにより、真相が徐々に明らかになっていく。90分間に様々な要素を詰め込んだエンターテイメント。
美術鑑定士と姿を現さない依頼人の関係を軸としたイタリア映画。ジェフリー・ラッシュ主演、2013年公開のジュゼッペ・トルナトーレ監督作品。
ミステリアスな展開に引き込まれ、様々な美術品で映像的に楽しませてくれる映画。
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