鈴木大介 キネマ楽園II/夜の太陽
鈴木大介のギター・ソロによる、ラテン系映画音楽のアルバム。哀感漂う旋律美と、見事なテクニックに酔う。ことに「ゴッド・ファーザー・メドレー」は秀逸の名演。
キネマ楽園II/夜の太陽
鈴木大介
鈴木大介のギター・ソロによる、ラテン系映画音楽のアルバム。哀感漂う旋律美と、見事なテクニックに酔う。ことに「ゴッド・ファーザー・メドレー」は秀逸の名演。
キネマ楽園II/夜の太陽
鈴木大介
貴志祐介の「新世界より」を映像化したアニメ第8話から第10話では、新たな展開を迎え謎はさらに深まる。
特に第10話「闇よりも」は、原作のもつ緊迫感と切なさを、細部まで造形美・色彩美にこだわった映像で表現し圧巻。
貴志祐介の「新世界より」を映像化したアニメ第5話から第7話では、先の読めないストーリーが緊迫感をはらみながら進んで行く。
貴志祐介の「新世界より」を映像化したアニメのDVD第2巻。第2話から第4話では、夏のキャンプの出かけた若者たちが、自らの世界の姿を徐々に知ることになる。
緊迫感のある展開と、独特の造形美で見る者を引き込む。
貴志祐介の渾身の長編「新世界より」を原作としたアニメ。石浜真史が監督をし、独特の世界観を映像化する。
第1話は、謎に満ちた世界を緊迫感をもって描く。背景の絵が美しい。
世界中の誰もが楽しめるアニメーションを作成し、夢の世界に誘うテーマパークを生み出したウォルト・ディズニー。その生涯を本人、家族、関係者へのインタビューをもとにボブ・トマスが綴った伝記。
農村と都市の両方の文化にふれた少年時代、アニメーターとして苦労する青年時代も丁寧に記されている。
世界初のトーキー・アニメーション「蒸気船ウィリー」、カラーアニメーション「花と木」、長編アニメーション「白雪姫」など、強力なリーダーシップでアニメーションの世界を切り開いていく。そして、自らの夢を実現するため、ディズニーランドの開園に精魂を傾ける。その過程での、ディズニーの考えや関係する人々の人間模様がつぶさに記され、極めて興味深い。
夢を追い求め、実現をしていった創造と情熱の生涯は、読み手に刺激を与え続ける。人々に生きる喜びと希望を与えるディズニーの作品のように。
ウォルト・ディズニー 創造と冒険の生涯
ボブ・トマス 玉置 悦子
「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」の宮崎駿が、飛行機、戦艦、戦車などにまつわるエピソードを虚実とりまぜて描くオール・カラーの作品集。
その絵の緻密さに驚くと共に、本当に兵器そのもの愛着があり、楽しんで書いていることが伝わってくる。
プラモデル雑誌に連載されたものだが、「紅の豚」のストーリーボードになった作品もある。ユーモラスな雰囲気があり、最後の対談や解説にいたるまで楽しませてくれる。
「クワイ河マーチ」で有名な、1957年の映画「戦場にかける橋」。第二次世界大戦中、タイの日本軍捕虜収容所を舞台に、英国軍捕虜と日本人大佐の対立と交流を通し、人間の尊厳や戦争の狂気が描かれる。
デヴィッド・リーン監督の雄大な映像と練られた脚本で、160分を超える作品だが引き込まれ一気に見られる。
アカデミー賞作品賞等7部門に輝く名作。
クリスマスの夜に訪れる機関車に乗った子どもたちの冒険を描く、ファンタジー・アドベンチャー。
コンピュータによる映像であるが、トム・ハンクスなど、俳優の動きや表情を精細にレンダリングしたグラフィックスが極めてリアルに表現されている。
「ゲゲゲの女房」、これほど毎回楽しく見られた連続ドラマはない。26週130話、ずっと続いて欲しいと思うほど、素晴らしい内容であった。山本むつみの優れた脚本に支えられ、俳優、スタッフが大事にこの作品に関わっていることがひしひしと伝わる。
終盤、有名になったがため家族に生じる距離感や、今なお残る戦争の爪痕などが自然な形で描かれる。ドラマは丁寧に布をたたむように終わりを迎えていく。
水木しげるの作品の根源ともいえる、「見えんけどおる」という日本人の根っこにあるものが底流にずっとあるため、一見軽妙なドラマではあるが自然な深みをたたえていた。
まさに、心に残る名作。
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