天皇の料理番 6
ドラマ「天皇の料理番」第六話は「愛と命の果てパリ」。バンザイ軒での篤蔵のカレーは評判となり、長蛇の列ができる。しかし、やがて客足は遠のいていき、篤蔵の気持ちも漠然と流れていく。そんな中、ある人物がバンザイ軒を訪れ、篤蔵の料理を注文する。
主人公を支える人々の気持ちが、痛いほど伝わる。感動の嵐をよぶ、前半部のクライマックス。
ドラマ「天皇の料理番」第六話は「愛と命の果てパリ」。バンザイ軒での篤蔵のカレーは評判となり、長蛇の列ができる。しかし、やがて客足は遠のいていき、篤蔵の気持ちも漠然と流れていく。そんな中、ある人物がバンザイ軒を訪れ、篤蔵の料理を注文する。
主人公を支える人々の気持ちが、痛いほど伝わる。感動の嵐をよぶ、前半部のクライマックス。
ドラマ「天皇の料理番」第五話は「おさな夫婦の結末」。
町場の食堂「バンザイ軒」で働くことになった篤蔵。そんなある日、同僚から故郷からの手紙の束を渡される。そこにある事実を知り、愕然とした篤蔵は福井に戻るが…。
今回も、黒木華と鈴木亮平の演技に感銘を受ける。道筋が定まらず彷徨する篤蔵を陰に陽に支える姿は、それだけで感動を禁じ得ない。
ドラマ「天皇の料理番」第四話は「愛し君よサラバ」。
料理を覚えるため華族会館の他に、密かに英国公使館の厨房に出入りする篤蔵。しかし、その行為は料理人の世界では義理を欠く行為であった。
篤蔵の兄周太郎は体をこわしつつあった。篤蔵にあてた夢を託す手紙が胸を打つ。 様々な料理と人間関係が交錯する、濃密な回。
ドラマ「天皇の料理番」第三話は、「あいしてるの決断」。篤蔵は上京してきた俊子に料理を振る舞うことになる。
黒木華の演技に終始ひきつけられる。たおやかで芯のとおった楚々とした女性。篤蔵の煮え切らない態度に見ている側もイライラが募る。しかし、だからこそ最後の感動に繋がる巧みな脚本。
篤蔵の料理への情熱が徐々に開花していく回。
ドラマ「天皇の料理番」第二話は、「料理はまごころ」。明治37年、華族会館の厨房で働くことになった。しかし、現実は厳しく、食器や鍋を洗うだけの毎日でやる気をなくしていく篤蔵であった。
コック長を演じる小林薫がすばらしい。料理へのひたむきさを背中で伝える演技に感動。
下積み時代の苦労と転機を描く回。
宮内庁で料理長を務めた秋山篤蔵を描いた「天皇の料理番」。TBSテレビ60周年特別企画として、2015年に放送された、佐藤健主演のドラマ。
幼い頃からやんちゃで寺も破門された篤蔵の扱いに困った両親は、昆布問屋の婿養子にさせる。ある日、鯖江連隊に配達に出かけた篤蔵は、匂いにひかれ厨房に行き、料理をしている田辺と出会う。その味に感動し、ひそかに料理を習うことになる篤蔵であったが…。
一途に突き進むが、何をやっても身につかない若き篤蔵を、佐藤健が好演している。その人生を変える厨房でのカツレツとの出会いのシーンがことによい。
篤蔵を支える兄周太郎役の鈴木亮平、妻俊子役の黒木華、このお二人の空気感がすばらしく、ドラマに優しさと温かみを与えている。
背景や小道具に至るまで、実に丁寧に作られていることが伝わってくる。
作り手の熱意とこだわりに溢れた、極上のドラマ。
「夢をもつということは同時に、現実との闘いを覚悟するということだと思うよ。」
「銀の匙」は、荒川弘の漫画を原作とするアニメ。農業高校を舞台とした青春グラフィティ。
受験に失敗し、家族から逃れるように大蝦夷農業高等学校に進学した八軒。志をもつ多くの仲間に引け目を感じながらも、自ら体験を重ね成長を遂げていく。
農業に携わる人々に寄り添い、思いと現実を描く深みのあるアニメ。
クレヨンしんちゃんの劇場版第11作「嵐を呼ぶ栄光のヤキニクロード」。
NHK大河ドラマ「花燃ゆ」で、富岡製糸場から前橋まで3人の女の子が主人公楫取素彦に会いに来るシーンを見て、この映画を思い出したことがある。「こんにちは」といって登場するのはよいのだが、富岡製糸場から前橋までは25km以上ある。馬車でいける身分でもなく、鉄道もまだ開通していない時代、徒歩では5時間以上かかる。往復10時間。すごいなあ。
「嵐を呼ぶ栄光のヤキニクロード」では、しんちゃんがいつの間にか自転車で箱根や熱海にいる。時間と空間を超越しているのだが、こちらはギャグまたギャグの楽しい作品で、そんなことは全く気にならない爽快さがある。
焼肉が必ず食べたくなる、ぶっとびクレしん映画。
「山菜は全部とってはダメ。山からのおすそわけだからね。」
村の食材を使って絶品料理を作る勝己とであった市役所職員浅井は、絶景の場所にレストランを作ることを思いつく。無愛想な料理人勝己は亡き妻との夢を果たしたい思いがあった。
限界集落の利点を最大限に引き出そうと奔走する唐沢寿明演じる浅井の姿には、いつも勇気づけられる。
「わたし、この村に来てよかった。」
「ナポレオンの村」第2話は、神楽村に移住してきた家族を描く。村の療養所に入院する母のために、娘はお粥をたべさせたいと願うが…。
村人との対立と和解を繰り返しながら、スーパー公務員浅井は、少女の願いを最高の形で実現するために奔走する。お目付役の市長秘書も、その熱意に徐々にほだされていく。
コメディタッチだが、ハートウォーミングな脚本はドラマの王道。
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