ナイル殺人事件
アガサ・クリスティ原作の「ナイル殺人事件」は、ピーター・ユスティノフが初めてポワロ役を演じた1978年公開の映画。原作の小柄なイメージとは異なり、大柄で存在感を示している。豪華な俳優陣に、エジプト紀行の要素を加味したゴージャズな映画。
当時、自分が映画館に行った時には、「ルパン三世 ルパンVS複製人間」の二本立てで上演されていた。どちらも2回鑑賞し、1日中映画館にいた思い出がある。
アガサ・クリスティ原作の「ナイル殺人事件」は、ピーター・ユスティノフが初めてポワロ役を演じた1978年公開の映画。原作の小柄なイメージとは異なり、大柄で存在感を示している。豪華な俳優陣に、エジプト紀行の要素を加味したゴージャズな映画。
当時、自分が映画館に行った時には、「ルパン三世 ルパンVS複製人間」の二本立てで上演されていた。どちらも2回鑑賞し、1日中映画館にいた思い出がある。
ジャズのスタンダードとヴィヴァルディの「秋」が融合した協奏曲「A列車で行こう」を皮切りに、「G線上のアリア」と池袋始発回りの発車メロディを組み合わせた「山の手線上のアリア」など、クラシックのパロディを満載したアルバム。
演奏する杉ちゃん&鉄平の鉄道への愛情が強く感じられる。
電クラ
杉ちゃん&鉄平
快晴の秋、山梨県立美術館に行く。
途中、野辺山のドライブインに寄る。コスモスの咲き乱れる畑の向こうに見える八ヶ岳が美しい。
山梨県立美術館には、ミレーの「種まく人」の他、バルビゾン派の作品が数多く展示されている。ミレーの作品では、「古い塀」に惹かれ、しばらくその場に佇んでいた。
バルビゾン派では、シャルル=エミール・ジャックの「森の中の羊の群れ」、テオドール・ルソーの「フォンテーヌブローの森のはずれ」など魅力的な作品が多く展示されていた。
さだまさしのコンサートでの語りを収めたCD。軽妙な話であるが、思わず耳を傾けてしまう魅力がある。
家族で伊豆下田の入田浜海水浴場に行く。午前7時に着くが、お盆休みの真ん中であり、久しぶりに雨があがり、やや天気が回復したこともあり、すでに大勢の人が訪れていた。
水はエメラルド・グリーンの美しさをたたえ、広い砂浜に澄んだ水が心地良い。比較的激しい波が来るので、子どもたちは波でのアップダウンを楽しんでいた。
入田浜海水浴場は、海岸の左右で若干雰囲気が違っていた。海に向かって左側はサーファーも多く、テントの数も密になり賑わっていたが、断崖に洞窟がある右側はやや落ち着いた雰囲気。
お昼過ぎに海からあがり、道の駅「開国下田みなと」に寄る。ここには漁港があり、とれたての魚を職人さんがにぎる回転寿司がある。お盆休みのお昼時ということもあり、22組待ちであった。40分ほどして席に着くことができた。
一皿130円から480円まで、様々な魚が賞味できる。最初に地金目をとるが、これが格別であった。どのネタも新鮮でたいへんにおいしい。最後に金目鯛のあら汁をたのむ。あっさりした口当たりだが深みのある味でフィニッシュにふさわしい。子どもたちにも好評であった。
天城を越えて帰路につく。川端康成の小説「伊豆の踊子」や松本清張のミステリー「天城越え」の舞台ともなった天城街道であるが、よくこれだけ山深い場所に道を作ったものだと思う。
道の駅「天城越え」に寄り、わさびソフトを食べる。すりたての伊豆わさびを、ソフトクリームのそのまま載せてある。辛みと甘みがミックスした不思議な味。
海の恵み、山の恵みを五感で楽しんだ夏の1日であった。
人生を旅とみなした、松尾芭蕉「おくのほそ道」。久米明の明るい響きのある朗読で、風雅で構成感のある紀行文学の傑作が音律を伴って味わえる。
おくのほそ道 新潮CD
松尾 芭蕉
司馬遼太郎が取材で訪れた地を、美しい写真と関わった人々の文で浮き上がらせる「司馬遼太郎の街道2」。
アイルランドの荒々しい自然が圧巻。オホーツク街道の清冽な抒情も静かに胸にしみる。
同行したスタッフのユーモア溢れる文章がアクセントになっている。また、その土地に関わりのある多彩な人々のコラムがたいへん興味深い。
大自然の豊かさと大地に生きる人々の営みがみずみずしく描かれた冊子。
司馬遼太郎の街道2 (週刊朝日ムック)
朝日新聞出版
吉野の自然を美しい筆致で描く谷崎潤一郎の「吉野葛」。吉野にまつわる歴史や軍記を盛り込みつつ、母への思慕の情を繊細な文体で綴る。新潮CDでは、平幹二朗のメリハリのある朗読で、原作の持つ独特の韻律が浮かび上がる。
吉野葛 [新潮CD]
谷崎 潤一郎
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