柳家小三治が、単身ニューヨークにわたった体験を語る。英語をマスターするには、一人旅をしなくてはと出かけた先での失敗談の数々。大まじめで取り組んでいる様が、逆に面白さを引き立てる。
長野県にある池の平湿原に家族で行く。上信越自動車道の小諸インターチェンジを降りて30分ほど、急な坂を上り、湯の丸高原に至る。そこからさらに15分ほど曲がりくねった道を上り、池の平湿原の駐車場に着く。
朝9時、澄んだ青空のもと、眼前に緑と黄色が和した柔らかな色合いの草原が広がる静謐な景色は、まさに別天地であった。
池の平湿原は標高2000m、数万年前の三方ヶ峰火山の火口原に広がる高層湿原である。昼夜の気温差、年間の気温差が大きい特異な地であり、貴重な高原植物の宝庫となっている。
木の遊歩道をゆっくり歩む。蝶やトンボがゆったりと優雅に飛んでいる。時がゆるやかに流れている。
湿原を横切る遊歩道は、勾配のある木道に連なる。やや急な昇りであるが、周りの景色が変化に富み疲れを感じさせない。しばらく上った後に見えた風景には息をのんだ。小諸から上田への盆地が一望され、彼方には山が幾重にも層をなす絶景であった。富士山のシルエットも遠望される、一大パノラマである。
さらに歩み、2095mの見晴岳山頂に出る。紺碧の空のもと、雄大な景色を眺めながらとる昼食は格別であった。多くの集落が眼下にあるが、ここでは微風の音以外に聞こえるものはない。
森を抜け、尾根づたいに歩き、湿原が一望できる場所に出る。数万年前に火口であったことが伺える。
見晴岳山頂から40分ほど歩き、駐車場に戻る。手軽なハイキングコースであるが、たいへん充実した気分。非日常を味わえる格別の時間であった。
新潟の角田浜海水浴場に行く。遠浅の砂浜で、ファミリー向けの海水浴場だ。3000台が停められる無料駐車場がある。巻潟東ICから広大な穀倉地帯を眼にしながら、30分ほどのドライブで到着する。
白亜の灯台が見える、風光明媚な地。朝方、かもめがたくさん飛んでいた。ひろやかな海岸線が延びている。灯台の下には、岩場もある。
角田浜海水浴場から車で10分ほどのところに、カーブドッチ・ワイナリーがある。ワイン専用のブドウが栽培されている。ショップや宿泊施設もあり、味と景観が楽しめる場所。
ショップの敷地には、ヨーロッパを思わせる庭が広がる。ここでは、ワインの他に、チーズやウィンナーなど数々の食材も売っており、どれも丁寧に作られている感じが伝わってくる。
食を環境と共に豊にしていこうと、このようなイベント型の施設は広がりを見せ、日本の農業も変わりつつあることが感じられる。
帰りがけに温泉「じょんのび館」に寄る。数種類の湯船があり、リクライニング・シートなどくつろげる場も完備しており、ゆったりできる。
新潟の地はひろびろとしており、心をのびやかにすることのできた1日であった。
去来荘を出て、谷川岳ロープウエイに行く。標高746mの土合口から、標高1319mの天神平まで10分ほどで登る。
天神平は、冬場はスキー場となる場所で、比較的広々としている。可憐な高山植物も咲いており、別天地といった趣がある。
天神平からは、雄大な景色が眺望できる。リフトでさらに上がることも、天神平から歩いて行くこともできる。リフトに乗ると、さらに200mほど登ることができるが、尾根沿いの道にはどちらからも合流することになる。
天神尾根は、木道が整備されており比較的歩きやすい登山道。両側に雄壮な景色が広がる。
あいにく天気も曇りがちで、雨が降ってきたので途中でひきかえす。
ピーターラビットを産みだしたビアトリクス・ポターの挿絵や、イギリス湖水地方の写真を多数収録した大型本。ポターの生い立ちや、ピーターラビットに登場するキャラクターが誕生する背景が載せられている。温かく品のある美麗な本。
ピーターラビットとビアトリクス・ポターの世界
カミラ ハリナン Camilla Hallinan
内田康夫の推理小説、浅見光彦シリーズの第1作「後鳥羽伝説殺人事件」。 浅見の執念が強く感じられる作品。
ドラマCD 浅見光彦シリーズ「後鳥羽伝説殺人事件」
イメージ・アルバム 羽多野渉 小西克幸 野島裕史 置鮎龍太郎 三宅健太 斧アツシ 中田譲治 大塚明夫 谷育子 内田康夫
開高健の講演「経験・言葉・虚構」(1972年)と「地球を歩く」(1984年)を収録したCD。
戦場でのルポルタージュや、大自然を相手に挑む釣りで世界を駆け巡る行動作家であり、その豊富な経験から語られる話は極めて含蓄があり刺激的である。
卓越した知性と無類のユーモアで聴き手の心をとらえる貴重な講演。
西伊豆への旅行2日目。
民宿の朝食は、干物も漬け物もたいへんおいしい。素朴な味わいでご飯がすすみ、3杯食べる。昨日の夕食といい、海の幸を堪能させていただいた。
民宿をチェックアウトして北上し、西伊豆大浜海水浴場に行く。
海水浴場に9時頃に着くが、ほとんど人がいない。貸し切りのように静かで広やかな海水浴場であった。
無料の駐車場があり、トイレやシャワーなども備え付けてある。駐車場に隣接して「なぎさの湯」という公衆浴場もあるが、あいにくこの日は休業日だった。
水の透明度がほとんどないのが、人気のなさなのか。それでも、たいへん遠浅であり、海水浴場を仕切りるロープのそばまでいっても足がつくほどである。駐車場が無料で温泉もあり、波静かな海水浴場なので家族連れにはよいのではないか。
海近くまで迫る山々が美しく、浮き輪に身を任せてぷかぷかしていてもよい。ゆったりとした時の流れもわるくない。
伊豆には多くの温泉がある。帰りがけに、伊豆市上船原にある「湯治場 ほたる」に寄る。大きな湯船から、渓流が見渡せる、開放感のある湯。あまり混んでいず、さっぱりとすることができた。
伊豆には山と海、段々畑など、日本の原風景が多く残されており、ゆったりした旅が楽しめる土地だと実感した。
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