半沢直樹 10
TBSのドラマ「半沢直樹」第10話。いよいよ最終回である。視聴率は42.2%と歴代最高。銀行を舞台にした劇画調ドラマも一区切り。しかし、明らかに続編を意識したラストであり、半沢の活躍がまだ見られるという余韻を残す。
思い切りのいい演出が小気味よいドラマであった。
オレたち花のバブル組 (文春文庫)
池井戸 潤
TBSのドラマ「半沢直樹」第10話。いよいよ最終回である。視聴率は42.2%と歴代最高。銀行を舞台にした劇画調ドラマも一区切り。しかし、明らかに続編を意識したラストであり、半沢の活躍がまだ見られるという余韻を残す。
思い切りのいい演出が小気味よいドラマであった。
オレたち花のバブル組 (文春文庫)
池井戸 潤
NHK大河ドラマ「八重の桜」第38回は、「西南戦争」。
薩摩の西郷隆盛、会津出身の山川浩、佐川官兵衞が因縁の出会いをする。
丁寧に創り上げてきた幕末編の布石が、ここで集約される。ここ最近ホームドラマ的な色彩が強かったので、久しぶりに見応えがあった。
はやぶさの開発を支えた的川泰宣氏による、「はやぶさ」の開発から帰還までの軌跡を描いた本。客観的な事実を伝えているが、熱い思いが伝わってくる。はやぶさ打ち上げに関わり、著者自らが漁業関係者と連日飲み明かし病になった話など、体を張ってプロジェクトを支えた話が印象に残る。
科学への情熱と次代への期待が込められた希望を与えてくれる書。
小惑星探査機「はやぶさ」の奇跡
的川 泰宣
橋爪功が朗読する三国志70巻には、「成都陥落」「臨江亭会談」「冬葉啾々」が収められている。
劉備玄徳は馬超を加え、蜀の成都陥落を果たす。劉備の絶頂である。
一方、荊州を守る関羽は、呉の魯粛 に招かれ、単身敵地の宴に臨む。
また、曹操はいよいよ宮廷の帝を軽んじる。曹操を抹殺する密書を皇后は朝廷の臣に託すが、すぐに見破られ、曹操の手によって粛正が行われる。
極めて密度の濃い展開がなされる巻であるが、橋爪功はそれぞれの状況に合った語り口でまざまざと場面を描き出す。
三国志(八) 図南の巻 (新潮文庫)
吉川 英治
橋爪功が朗読する三国志69巻には、「金雁橋」「西涼ふたたび燃ゆ」「馬超と張飛」が収められている。
劉備玄徳の軍は、荊州から赴いた諸葛孔明と合流し、いよいよ蜀の成都を目前にする。こここで、西涼の猛将馬超のエピソードが挿入される。蜀を制覇する前に一呼吸置くストーリー・テリングの巧みさが光る巻。
三国志(八) 図南の巻 (新潮文庫)
吉川 英治
TBSのドラマ「半沢直樹」第8話では、金融庁検査の「模擬検査」が行われる。山田純大が演じるタブレット端末を常に操作する融資部社員が相手。敵役としては、ちょっと迫力に欠けたか。
いつもながら、半沢のキレのイイ啖呵が冴える。
オレたち花のバブル組 (文春文庫)
池井戸 潤
NHK大河ドラマ「八重の桜」第36回は、「同士の誓い」。同志社英学校の開校、八重と新島襄の結婚など、新たなステップとなる回。
一方、西郷隆盛が鹿児島に下野し、新政府に不満を持つ士族が集まる様も描かれ、西南戦争のへのうねりが描かれる。
NHKの「100分 de 名著」、2013年2月の放送は「モンテ・クリスト伯」であった。これが実に面白い。原作のあらすじを2回で手際よく紹介。第3回は、作者デュマの破天荒な生き方をに驚かされる。そして、第4回はゲストに「塀の中の懲りない面々」の作者安部譲二氏。
百数十年の時を越えて読み継がれる元祖エンターテイメント小説、その魅力を映像と明るいトークでたっぷりと伝えてくれる。
橋爪功が朗読する三国志68巻には、「短髪壮士」「落鳳坡」「破軍星」「草を刈る」が収められている。
前の巻で曹操の軍師荀彧の最期が語られたが、この巻では劉備玄徳の軍師龐 統の悲劇が描かれる。張飛が将たる器を見せる場面が印象に残る。
三国志(八) 図南の巻 (新潮文庫)
吉川 英治
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