化物語
西尾維新の「化物語」は、怪異に憑かれた学生たちを描いたライト感覚の小説。言葉遊びに満ちた会話が延々と続く。作者がたいへん楽しんで書いている様子が伝わってくる。
化物語(上) (講談社BOX)
西尾 維新 VOFAN
化物語(下) (講談社BOX)
西尾 維新 VOFAN
西尾維新の「化物語」は、怪異に憑かれた学生たちを描いたライト感覚の小説。言葉遊びに満ちた会話が延々と続く。作者がたいへん楽しんで書いている様子が伝わってくる。
化物語(上) (講談社BOX)
西尾 維新 VOFAN
化物語(下) (講談社BOX)
西尾 維新 VOFAN
NHK大河ドラマ「八重の桜」第33回は、「尚之助との再会」。槇村正直が訴えられた小野組転籍事件と新政府の征韓論争をからめて、八重が尚之助との再開を描く。
だが、どうも描き方が幕末の頃に比べて軽くなっているような気がしてならない。重厚さが薄れ、ホームドラマの色合いが濃くなっている。征韓論争も通り一遍な感が否めない。前半の憂さを晴らすかのように八重がつっぱしっているが、「江」みたいに主人公の一方的な主義主張とご都合だけが前面に出るようなドラマにならないことを切に願う。
橋爪功が朗読する三国志64巻には、「火水木金土」「敵中作敵」「兵学談義」が収められている。
西涼の馬超・韓遂と曹操との「潼関の戦い」が描かれる。策また策の応酬で、飽きることがない。曹操による「兵学談義」も興味深い。
三国志(七) 望蜀の巻 (新潮文庫)
吉川 英治
橋爪功が朗読する三国志63巻には、「馬騰と一族」「不倶戴天」「渭水を挟んで」が収められている。西涼の馬超と曹操とが敵対する様が描かれる。曹操が危地に陥る場面が印象的。
三国志(七) 望蜀の巻 (新潮文庫)
吉川 英治
橋爪功が朗読する三国志62巻には、「荊州往来」「鳳雛去る」「酔県令」が収められている。
呉の周瑜は、諸葛亮孔明の策に敗れ、無念の最期を迎える。優秀な武人であったはずだが、孔明に完膚無きまでに翻弄される姿はあまりに悲惨で、あわれに思えてしまう。
劉備は、孔明と並ぶ智謀の人龐統を得る。
三国志(七) 望蜀の巻 (新潮文庫)
吉川 英治
橋爪功が朗読する三国志61巻には、「朝の月」「凛々細腰の剣」「周瑜・気死す」「文武競春」が収められている。
呉の虎地から夫人を連れて逃れる劉備の姿の後、銅雀台で隆盛を誇る曹操の姿が描かれる。
場面転換が見事な、ストーリーテリングの妙を感じさせる巻。
三国志(七) 望蜀の巻 (新潮文庫)
吉川 英治
TBSのドラマ「半沢直樹」第5話では、いよいよ融資事件の黒幕との対決がなされる。半沢の気っぷのいい台詞、悪役への完膚無きまでの制裁など、銀行を舞台にして活劇の醍醐味が味わえた。
オレたちバブル入行組 (文春文庫)
池井戸 潤
NHK大河ドラマ「八重の桜」第32回は、「兄の見取り図」。京に上った八重と兄覚馬とは、覚馬の新しい妻をめぐって確執が生じる。アメリカでの新島襄や新政府参議たちのエピソードも挟まれる。
京を舞台に、新しい風に向かう人々が静かに描かれた回。
橋爪功が朗読する三国志60巻には、「針鼠」「柳眉剣簪」「鴛鴦陣」が収められている。
「柳眉剣簪」からは、劉備に孫権の妹を娶らせる話が、策のひとつとして進められる。戦続きの話だったが、このエピソードは、ホームドラマのようである。肩の力を抜いて楽しめる巻。
三国志(七) 望蜀の巻 (新潮文庫)
吉川 英治
橋爪功が朗読する三国志59巻には、「白羽扇」「黄忠の矢」が収められている。趙雲子龍の活躍と、武人としての頑なな気構えが印象に残る巻。
三国志(七) 望蜀の巻 (新潮文庫)
吉川 英治
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