江戸の怪人たち CD
童門冬二時の「江戸の怪人たち」から「その1 義人傑人自由人」を朗読したCDを聴く。異国訪問者「竹内藤蔵召使」、盗賊「鼠小僧次郎吉」、医者「小島蕉園」、元探検家「近藤重蔵」、自由人「大野弁吉」、豪商「浜口梧陵」を収める。江戸期は身分制度に縛られていたが、人々の心の自由闊達な気風を感じさせられ極めて興味深かった。
童門冬二時の「江戸の怪人たち」から「その1 義人傑人自由人」を朗読したCDを聴く。異国訪問者「竹内藤蔵召使」、盗賊「鼠小僧次郎吉」、医者「小島蕉園」、元探検家「近藤重蔵」、自由人「大野弁吉」、豪商「浜口梧陵」を収める。江戸期は身分制度に縛られていたが、人々の心の自由闊達な気風を感じさせられ極めて興味深かった。
南伸坊の「笑う茶碗」を柄本明が朗読したCDを聴く。道の真ん中にカエルがいたとか、肉屋にクリスマスツリーが飾ってあったとか、とりとめもないことを書いているのだがなんでこんなにオカシいのだろうか。日常のさりげないエッセイだが、切り取り方や表現が実にうまい。柄本明の語りも絶妙。自然と笑いがこみ上げてくる。
奥さんとの天然系のやりとりがおかしくもほほえましい。本当に素晴らしいご夫婦だ。
リラックスして聴け、暖かい気持ちにさせてくれる、ほのぼのエッセイ。
笑う茶碗 (ちくま文庫)
南 伸坊 
「燃料電池」「ナノテクノロジー」、次世代を支えるであろう2つの技術を、図解でこの上なく分かりやすく解説した書。美麗なイラストは、見ているだけでもイマジネーションを刺激する。
苦境に立たされたイタリアン・レストランを再建するOLの奮闘を通し、マーケティング理論を伝える本。スラスラ読めるが、マーケティングのエッセンスが極めて分かりやすく記されている。ライト感覚であるが、一貫性と具体性を兼ね備えた強みを持った本。
林芙美子の「放浪記」を、平榮子、芥川隆行が朗読するCDを聴く。貧しい中で様々な職を転々としながら生きる女性の姿を、ユーモアを交えてからりとした筆致で描く。
第一次大戦後の暗い世相が背景であるが、暖かみのある語りで、静かな勇気を与えてくれる。
1973年に刊行され大ベストセラーとなった小松左京の「日本沈没」を、同年に制作、公開した映画。わずか4ヶ月の製作期間であるが、脚本、演技共に堂々たる日本映画である。
とぎれない緊迫感、名優の熱演で、最後まで引き込まれる。特に、首相としての苦悩を丹波哲郎が実によく演じていた。
マントル対流による沈没のメカニズムを解説する学者役に、東大教授であった竹内均がそのまま演じている。子どもはこのシーンを繰り返し見ていた。地球物理学への関心を高める映画としても価値があったのではないか。
日本沈没を予見する田所博士を、小林桂樹が捨て身の熱演をしており、印象に残る。小林桂樹は2010年9月に亡くなられたが、田所博士のような一途な演技は、現在の日本の映像界では大変貴重だとつくづく思う。
日本沈没 [DVD]
小松左京 
筒井康隆の「日本以外全部沈没」を河崎実監督が映画化。筒井の毒を含んだ作品を、オバカなシチュエーションの連続で映像化する。
小松左京原作の映画「日本沈没」に主役で出演した藤岡弘が防衛庁長官役で出演している。この人が熱血ぶりを発揮するだけで立派なパロディとなってしまうほど、強烈な存在感を発揮する。テレビ版「日本沈没」の主役を演じた村野武範は本作で首相を演じている。実相寺昭雄が監修を努め、特撮もそれなりのお仕事をしている。寺田農が田所博士を怪演し、彼が筒井の世界観を一番体現していたように思う。
キャストはなかなかであるが、さすがに98分パロディが続くとややもたれる。原作のテンポが失われ、後半はやや痛々しさが目立ち沈没気味。
筒井康隆の短編小説「日本以外全部沈没」を 安原義人が朗読したCDを聴く。地殻変動によって日本以外が沈没してしまい、多くの外人が日本に押し寄せる様をブラックなギャグでテンポ良く描く。
筒井の畳みかけるスラプスティックを、安原義人がテンション高く熱演。
表計算ソフト、エクセルのマクロでゲームを作成するテクニックが書かれた本。CDが付けられ、プログラムのサンプルやゲーム作品が収録されている。
ステップに区切られて章立てされ、サンプルプログラムを通し、ゲーム作成のテクニックを学ぶことができる。
表計算ソフトでよくこれだけのゲームが作れると感嘆する。エクセルの底知れぬ深みを感じさせられる。
Excel VBA アクションゲーム作成入門 Excel 2007/2003/2002 対応
近田 伸矢 谷 孝一 武藤 玄 USA【うさ】 影斬 
「蕎麦ときしめん」など、ユーモア溢れる小説を手がける清水義範が、子どもたちの作文を豊かなものにするためのヒントを記した作品。自ら行った小学生への作文教室での作品を示しながら、親がどのように声かけをしたら子どもたちが楽しく書くようになるか、表現が豊かになるのかを語っている。
素直に気持ちの動きが感じられる作文は、読んでいて気持ちがいい。そんな自然な作文や、読む人へのちょっとした配慮など、書き手のその後に繋がるような文章にする工夫が暖かく述べられ、読後感も良い。
また、運動会での心の動きがほとんど書けない子が、「タイタニック」など船の事故についての作文をし、調査報告などに優れた力を見いだした点にはたいへん興味をひかれた。文学的な作文のみでなく、論述的な作文に才能を発揮する子もいるなど、作文においても個性を見いだすことが教育の役割であることを感じさせられる。
すらすらと楽しく読める本であるが、中身はしっかりとしている。子どもを寛やかに見てゆっくりと伸ばしていく姿勢には教えられるところがある。
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