永遠の仔 3
重い過去を背負う人々と、翻弄される周囲の人々。そして、「告白」。中核をなす第3巻。
重い過去を背負う人々と、翻弄される周囲の人々。そして、「告白」。中核をなす第3巻。
小児総合病院の過去と、17年後の再会から起こり始める事件。急展開をみせる第2巻。
心に傷を負った3人の少年少女の出会いが織りなす運命を描く天童荒太の長編「永遠の仔」。ミステリーの体裁を取りながらも、心の深奥をじっくりとあぶりだし、巧みな筋運びで読み出したら止めることができない小説となっている。
2000年度日本推理作家協会賞を受賞し、同年の「このミステリーがすごい」国内部門1位に選ばれた入魂の作品。
近未来の叙事詩コミック「太陽の黙示録 建国編」は、第5巻でひとつの区切りがつく。次世代の若者を迎え、新たなる予兆を提示する。
南北に分かれた日本の間に、独立した自治区の設立をめざす人々を描く「太陽の黙示録 建国編」。第4巻では、トウキョウでの国際会議を舞台に、各国との駆け引きが展開される。スケールの大きな群像劇。
芥川龍之介の「藪の中」「好色」を、高橋悦史が朗読したCDを聴く。情景がありありと浮かぶ巧みな語り口で、円熟の文章による平安を舞台にした物語を楽しめる。
木枯し紋次郎の短編を、芥川隆行が朗読したCDを聴く。これぞまさしく時代劇のハードボイルド。まさしく大衆小説。 芥川隆行の語りはいいが、脳天気な音楽があまりにミスマッチ。効果音程度はあってもよいが、音楽はないほうが良い。
ゲームの攻略本であるが、その量たるや、1104ページ。辞書より分厚い。小学校3年生の次男が、お小遣いで買って、毎日寝床で読んでいる。ゲームの中身の濃さが推し量れる。開発者に敬服すると共に、毎日飽きもせず読んでいる子どもにも感慨を覚える。毎日、長男と情報交換をしているようだ。情報教育の素地は、案外こんなところからも養われているように感じる。
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