罪と罰 (まんが学術文庫)
ドストエフスキー『罪と罰』を原作とする漫画。1865年、帝政ロシアの首都で暮らす学生、ラスコーリニコフは、自らの理論に基づき、老婆を襲い金品を奪うことを決意する。
岩下博美氏は、原作を咀嚼し、物語のエッセンスを趣のある絵柄で描いている。登場人物の個性も良く表出され、人間関係や心理がスリリングな展開をもって迫ってくる。背景となるサンクトペテルブルクの描写も良く、当時の雰囲気を彷彿とさせる。
原作の本質に肉薄した力作。
罪と罰 (まんが学術文庫)
岩下博美
ドストエフスキー『罪と罰』を原作とする漫画。1865年、帝政ロシアの首都で暮らす学生、ラスコーリニコフは、自らの理論に基づき、老婆を襲い金品を奪うことを決意する。
岩下博美氏は、原作を咀嚼し、物語のエッセンスを趣のある絵柄で描いている。登場人物の個性も良く表出され、人間関係や心理がスリリングな展開をもって迫ってくる。背景となるサンクトペテルブルクの描写も良く、当時の雰囲気を彷彿とさせる。
原作の本質に肉薄した力作。
罪と罰 (まんが学術文庫)
岩下博美
アメリカを支える思想のひとつ、プラグマティズムを、開拓時代の西部を舞台としたストーリーで描く漫画。主人公の行動や、周囲に語る言葉から、実践に基づく行動哲学を実に分かりやすく伝えている。
ガンマンたちの乱舞する西部劇として、一級のエンターテイメントに仕上げた教養コミック。
NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第十五回は、「道三、わが父に非ず」。斎藤道三は仏門に入り、家督を高政に譲る。しかし、高政は道三の他の子や、道三と織田信長との関係に疑念を抱く。一方、信長の側は守護代の暗殺を成功させ、清洲を手中に収める。
美濃・尾張・今川のせめぎ合いを、登場人物どおしの関わりを通して描いた濃密な45分。熟達した脚本と高いレベルの演出で見る者を虜にする。
ル・ボンの「群集心理」に関する論考を、フランス革命時に恐怖政治を行ったマクシミリアン・ロベスピエールを主人公として表現したコミック。
群集心理と同時にロベスピエールの半生が描かれ、フランス革命の歴史を概観することもできる。講談社まんが学術文庫の中でもことに中身が濃い出色の作品。歴史の重みを感じさせてくれる渾身の漫画。
ショーペンハウアーの「自殺について」を漫画で表現した作品。まんが学術文庫シリーズ「幸福について」の続編にあたる。今回も個性的なキャラクターを配し、ストーリー仕立てでショーペンハウアーの思想をやさしく語りかける。
漫画の多彩な技法を用い、すらすらと読ませてくれる。日本の漫画文化の深さをも感じさせてくれる好著。
自殺について (まんが学術文庫)
ショーペンハウアー 伊佐義勇
ショーペンハウアーの「幸福について」を基にした漫画。しかし、アフォリズムに満ちた書を単に表現しただけでなく、ショーペンハウアーの生い立ちをもストーリーに盛り込み、極めて興味深く読める。気がついたら、書の中に引き込まれていた。
単に書に内容を羅列するのではなく、登場人物のホンネをはさみながら描かれているので、説得力がある。背景の絵も素晴らしく、当時のドイツの雰囲気が伝わってくる。漫画というのはすごいメディアだとあらためて感じさせてくれる。
哲学への扉をひらく、見事な構成の漫画。
幸福について (まんが学術文庫)
ショーペンハウアー 伊佐義勇
ゾンバルトの「ユダヤ人と経済生活」を基にした漫画。
ユダヤの商人を主人公としたストーリーで、その思想が経済に与えた影響を描いている。経済と国家との関わりが、歴史的な背景をとおして分かりやすく語られる。
ニーチェの「ツァラトゥストラはかく語りき」を、漫画で表現した作品。サッカー少年の成長物語を、ニーチェの箴言を含めて描く荒技。
「神は死んだ」の歴史的背景なども解説されており、教養書としても面白い。
受験勉強中の次男が読み、「獅子のように生きなければ」と語っていた。今後の飛翔に期待している。
ベンサムの「道徳および立法の諸原理序説」を基に、「最大多数の最大幸福」に象徴される思想を表現した漫画。
19世紀ロンドンを舞台に、切り裂きジャック事件と功利主義を結びつけるなど、大技で挑んだコミック。
NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第十四回は、「聖徳寺の会見」。
本木雅弘演じる斎藤道三と、染谷将太演じる織田信長が対面する。司馬遼太郎の「国盗り物語」では、互いに黙っている描写であったが、ここでは二人がよく言葉を交わし、みごとな会話劇となっていた。緊迫感と諧謔がないまぜになった、名場面であった。
その後、織田家の内紛、斎藤家の凶事が描かれ、双方複雑な局面を迎える。
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