軍師官兵衛 21
NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」第21回は、「松寿丸の命」。官兵衛最大の試練である牢獄幽閉の回であるが、有岡城の攻防が迫力に欠けるせいか、緊迫感が今ひとつ。信長の軽さも一因か。竹中半兵衛のストイックな雰囲気に救われることが多い。
軍師官兵衛 前編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)
NHK出版
NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」第21回は、「松寿丸の命」。官兵衛最大の試練である牢獄幽閉の回であるが、有岡城の攻防が迫力に欠けるせいか、緊迫感が今ひとつ。信長の軽さも一因か。竹中半兵衛のストイックな雰囲気に救われることが多い。
軍師官兵衛 前編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)
NHK出版
赤穂浪士の討ち入りに加わらなかった人々を描く井上ひさしの連作短編「不忠臣蔵」。その中から、「酒寄作右衛門」、「岡田利右衛門」の2篇の朗読を収めたCD。小沢昭一の気っぷのいい口調で名作が活き活きと語られる。
不忠臣蔵 新潮CD
井上 ひさし
森繁久彌と加藤道子によるラジオドラマ日曜名作座から、司馬遼太郎「難波村の仇討」「大阪侍」を収録したCDを聴く。2000年1月23日、2月13日に放送された作品。
お二人とも晩年でやや聞き取りにくいが、熟練された話芸の味わいがある。
放送50周年記念企画 NHK「日曜名作座」 時代小説傑作選 CD14枚+特典CD1枚セット
日曜名作座
NHK大河ドラマ軍師官兵衛第20回は、「囚われの軍師」。有岡城に幽閉された官兵衛。一度は脱出を試みるも、失敗しさらに劣悪な土牢に押し込められる。
姫路城を守る父、黒田職隆は、官兵衛を見捨てても世継ぎである松寿丸を生かすべく織田方に付くことを涙ながらに家臣に告げる。
NHK大河ドラマ軍師官兵衛第19回は、「非情の罠」。荒木村重謀反に呼応し、黒田官兵衛の主家である御着城主の小寺も信長への反旗を翻す。官兵衛は人質となっている息子や主家を守るために荒木村重の説得に向かうが…。
村重謀反の急展開で緊迫感もあり、各俳優陣が個性を競い、なかなか見応えのある回であった。
NHK大河ドラマ軍師官兵衛第18回は、「裏切る理由」。
三木城の攻略と、荒木村重が謀反に至るまでの過程が描かれる。村重役の田中哲治による狂気を帯びた演技がドラマを引き締めている。
吉野の自然を美しい筆致で描く谷崎潤一郎の「吉野葛」。吉野にまつわる歴史や軍記を盛り込みつつ、母への思慕の情を繊細な文体で綴る。新潮CDでは、平幹二朗のメリハリのある朗読で、原作の持つ独特の韻律が浮かび上がる。
吉野葛 [新潮CD]
谷崎 潤一郎
開高健の「開口閉口」は、ユーモアとウィットに溢れたエッセイ集。話題は、食、釣り、酒、世界情勢、人生の苦楽など、極めて幅広い。
芳醇なウィスキーのようなふくよかな香りとほのかな苦みをたたえ、じわりと余韻の残る味わいがある。
豊富な語彙とユニークな比喩で、読書の楽しみを存分に与えてくれる珠玉の随筆。
開口閉口 (新潮文庫)
開高 健
直木賞受賞作「暗殺の年輪」を含む5篇を収めた藤沢周平の初期短編集。
過去を背負った人々が織りなす深みのある物語で、暗さをたたえた作品が多いが、その中で「ただ一撃」のほのかな明るさが光る。
時代小説の風格を味わえる名作集。
暗殺の年輪 (文春文庫)
藤沢 周平
北海道根室沖の海上にそびえる石油採掘施設から突然連絡が途絶える。派遣された自衛隊員がそこで見た者は……。
最後まで一気に読ませる怒濤のエンターテイメント・ノベル。
最近のコメント