軍師官兵衛 17
NHK大河ドラマ軍師官兵衛第17回は、「見捨てられた城」。
上月城は、信長の決定により見捨てられ、毛利の撤退により志方城も孤立する。
戦闘シーンもなく、淡々と播磨の様子が描かれる。志方城の攻防をもっとじっくりと見せてもよかったのではないか。官兵衛の義兄であるのに最期があまりにあっけなさすぎる。
軍師官兵衛 前編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)
NHK出版
NHK大河ドラマ軍師官兵衛第17回は、「見捨てられた城」。
上月城は、信長の決定により見捨てられ、毛利の撤退により志方城も孤立する。
戦闘シーンもなく、淡々と播磨の様子が描かれる。志方城の攻防をもっとじっくりと見せてもよかったのではないか。官兵衛の義兄であるのに最期があまりにあっけなさすぎる。
軍師官兵衛 前編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)
NHK出版
NHK「100分 de 名著」のドストエフスキー『罪と罰』では、この作品のエッセンスが解説される。
ロシアの近代化による社会のひずみなど、背景を含めて記されている。業を背負った人間が極限状態において何を考え、どう行動するのか。救いは見いだせるのか。その深い思索の中から生み出された大作の本質と向き合う意欲的な番組であった。
ドストエフスキー『罪と罰』 2013年12月 (100分 de 名著)
亀山 郁夫
NHK「100分 de 名著」で、2014年2月にエーリッヒ・フロム「愛するということ」が取り上げられる。1956年にアメリカで出版された愛の本質を分析した思想書。
人間関係において、自らの行為を整理する一助となるかもしれない。
フロム『愛するということ』 2014年2月 (100分 de 名著)
鈴木 晶
宮城谷昌光による随筆集「春秋の名君」。内容は3部に分かれ、第1部では中国春秋戦国時代の12名の名君が語られる。
第2部では、「孟嘗君」「重耳」「晏子」など創作に関わる思いなどが綴られている。中でも、司馬遼太郎との邂逅や別れを語る文章からは作者の強い思いが伝わっている。
第3部は、日常のことや生い立ちなどを綴るエッセイで、どの作品からも清冽な空気が感じられる。
筆者の歴史小説を支える周辺が清澄な文体で記された随筆集。
春秋の名君 (講談社文庫)
宮城谷 昌光
NHK大河ドラマ軍師官兵衛第16回は、「上月城の守り」。
毛利と織田の播磨をめぐる緒戦を、緊迫の内に描く。登場人物それぞれの心理を前面に出し、なかなか見応えのある回になっていた。
軍師官兵衛 前編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)
NHK出版
NHK「100分 de 名著」サン=テグジュペリ『星の王子さま』では、この童話風の物語がいかに多くの内容を含んでいるかを伝えてくれる。
サン=テグジュペリ『星の王子さま』 2012年12月 (100分 de 名著)
水本 弘文
NHK大河ドラマ軍師官兵衛第15回は、「播磨分断」。
秀吉の評議に集まった播磨の諸将は、毛利の計略により四分五裂してしまう。織田、毛利の戦に焦点をあてて描いている点はなかなか興味深い。できれば、水上戦なども丁寧に見せて欲しかった。田中哲治演じる荒木村重の焦燥がドラマに陰影を与えている。
軍師官兵衛 前編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)
NHK出版
NHK大河ドラマ軍師官兵衛第14回は、「引き裂かれる姉妹」。
上月城をめぐる攻防が描かれる。宇喜多直家役の陣内孝則は目玉の演技で怪人ぶりを表していた。芸達者な役人でもっているが、場面転換に奇をてらった効果を入れるなどの余分な演出はなくてよいので、是非脚本の質を高めて中身で視聴者を満足させてほしい。
軍師官兵衛 前編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)
NHK出版
危難をのがれた晋の公子、重耳は、中国全土をさまよいながら多くの人物と出会う。
重耳の波瀾万丈の生涯を通し、名君とそれを支える人々の生き様を活写した歴史小説の名作。
重耳(下) (講談社文庫)
宮城谷 昌光
歴史小説「重耳」は、多くの人物が登場するが、それぞれ魅力的な光を放っている。晋は重耳の父の代になり、新たな内患外憂の危機に見舞われる。事態の変化の中で、重耳をめぐる人々の価値観が浮き上がり深みのある物語が展開される。
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