ウは宇宙船のウ
レイ・ブラッドベリの短編集「ウは宇宙船のウ」。宇宙船や異星での話など、16編が収められている。
SFではあるが、人の心をとらえる言葉に満ちている。科学の発達した世界を舞台にして、家族の関係を浮き上がらせる作品も多い。
真骨頂は、イマジネーションの豊かさが発揮された作品。「霧笛」「太陽の金色のりんご」「霜と炎」などは、とりわけ余韻を残す。
深い抒情をたたえた珠玉のSF短編集。
レイ・ブラッドベリの短編集「ウは宇宙船のウ」。宇宙船や異星での話など、16編が収められている。
SFではあるが、人の心をとらえる言葉に満ちている。科学の発達した世界を舞台にして、家族の関係を浮き上がらせる作品も多い。
真骨頂は、イマジネーションの豊かさが発揮された作品。「霧笛」「太陽の金色のりんご」「霜と炎」などは、とりわけ余韻を残す。
深い抒情をたたえた珠玉のSF短編集。
ディズニー映画だが、子ども向けとあなどることなかれ。オタッキーの心をくすぐる、かなりマニアックなCGアニメーションである。日本の特撮やアニメへのオマージュも至る所に散りばめられている。
美術的には、都市の情景が素晴らしい。東京とサンフランシスコを混ぜ合わせたような描写には、相当力が入っている。
何より、科学技術への明るい志向がいい。未来を切り開くのは科学だという、素直な割り切りが良い。
とことん作り込まれた動きと、マニアックな設定、ちょっぴりハート・ウォーミングなディズニーの野心作。
ロングセラーである「理科系の作文技術」(木下是雄著)を元にした漫画。IT系の企業に入社した女性が、上司に文章を鍛えられていくという設定でストーリーが進んでいく。
「理科系の」とあるが、文章に関わる一般的なセオリーが書かれているため、文化系であっても十分役に立つ。
各章ごとにポイントがまとめられ、たいへん分かりやすい。明快で簡潔な表現で、伝わりやすい文章を書くよき手引きになっている。
スラスラ読めて、エッセンスが得られる有益なコミック。
ナポレオン戦争時、イギリス軍の艦長ジャック・オーブリーが率いる「サプライズ号」がフランス武装艦に挑む姿を描いた「マスター・アンド・コマンダー」。
船という閉ざされた空間で濃密な人間模様が繰り広げられ示唆に富むが、ことに、艦長ジャック・オーブリーを演じるラッセル・クロウは、あるべきリーダー像を体現している。
帆船の美しさはもとより、ガラパゴス諸島の映像も独特の効果を生み出している。当時の技術と科学を細密に描写し、興味が尽きない。
リアルな表現と練り込まれたストーリーに終始引き込まれる海洋映画の大傑作。
「抽象的になるということは、事柄によらず正しいと考えられているが、あまりにもそれを強調すれば真理ではなくなると思われる。」
線形代数について、このように語るとすっと入ってくるのかと、目を開かされた本である。ガウスの消去法から始まり、線形空間に話が進んで行く。応用例もはさみこみながら、線形代数の本質が読者に伝わる構成になっている。
この本には、現代数学社の雑誌に連載をするときに、じっくりと向き合った。そのため、開くたびに思いがこみ上げてくる。数学の伝え方と線形代数の奥深さを教えてくれた恩書である。
高校数学では、行列が数学の教育課程からなくなり、ベクトルも隅に押しやられている感がある。しかし、発展しつつあるネットワークや人工知能は線形代数がなければ記述しえない。日常使っている表計算ソフトは行列のひとつの具体化であり、処理は当然線形代数がベースになっている。データを論拠に語る姿勢を培うためにも、線形代数の素養は不可欠であろう。理科を学ぶ上でもベクトルの知識があったほうがシンプルで分かりやすく捉えることができ、発展性もあるのではないか。
ベクトルや行列の計算に早くから触れさせない教育課程は、日本の国力低下につながるのではと危惧を覚えずにはいられない。
数学、とりわけ線形代数の重要性は、日々増している。数学教育の方向を考える上でも本書はたいへん示唆に富む。
数学への思いを新たにさせてくれる、自らにとっては極めて重要な本。開くたびに影響を与えてくれる本を名著とよぶならば、まさしく数学における名著である。
レイ・ブラッドベリの短編集SF「ウは宇宙船のウ」「10月はたそがれの国」から8編を選び萩尾望都が漫画化した作品。ブラッドベリの名作が、抒情溢れる絵となり息づいている。思いの込められた珠玉の短編集。
「インターステラー」は、クリストファー・ノーラン監督によるSF映画。
異常気象、植物の枯死などにより、人類は危機を迎えていた。元宇宙飛行士でありトウモロコシ農場を営む主人公は、娘の部屋での異変をきっかけに宇宙に旅立つことになる。
ノーラン監督によるリアリティの追究により、迫真の映像が生み出されている。とりわけ、科学的な知見を取り入れた宇宙の映像が圧巻。ワームホール、ブラックホールなど理論物理学者キップ・ソーンの監修により緻密な計算を基に表現されている。
第87回アカデミー賞視覚効果賞に輝くハードSF映画の傑作。
2019年を舞台にしたSF映画「ブレードランナー」の続編。前作の世界観を継承しつつ、より大きなテーマを内包して物語は進む。
荒廃した世界であり、映像は終始暗い。その中での造形美を追究している。
詩情のある重厚なSF映画。
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』4部作の第2作にあたる映画。TVアニメからのテイク・オフを遂げた作品。新たな設定とストーリー展開がなされ、迫力の映像とともに見応えのあるアニメとなっている。
未知の世界へと誘う、庵野秀明監督の真骨頂。
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