理数セミナー

 理科・数学の授業でコンピュータを活用するセミナーを行う。午前中、Logoや数式処理ソフトMuPADについて、その背景と授業への利用について話し、実際に体験してもらう。午後は、理科や数学のソフトについて紹介する。今後、主流となるであろうソフトウェアの配信サービスについても触れる。学校においても、ソフトウェアをパッケージで買うのではなく、1年契約でソフトをWeb上から使う形が増えていくであろう。
 理科や社会などの資料的なコンテンツは充実してきている。しかし、ソフトを試用してみると、勘違いしているのではないかと思われるものも多い。ただキャラクターが面白おかしく話をして、問題を出していくソフトが目につくが、どうも本質から逸脱している。目先の楽しさでなく、学ぶこと本来の良さや、学問の素晴らしさを伝えるソフトには、なかなか出会えない。
 コンテンツでは、ブリタニカ・サイエンスのクリップのような、密度のあるものには好感がもてる。多くのソフトでは、「詰め込み」を忌避するあまり、「中身の濃さ」がおろそかにされていないか。
 それにしても、市販の数学ソフトの状況はお寒い限りである。相変わらず電子問題集的なものが多い。もっと、「数学は素晴らしい」と、グッと迫ってくれるものはないものか。
 Logoのように、試行錯誤をするなかで概念形成をはかるようなソフトにもっと目を向けてもらいたい。
 1986年の本だが、佐伯胖著、岩波新書の「コンピュータと教育」に掲げられた戸塚滝登氏のLogoを用いた実践は、20年を経た今でも新鮮であり、教育におけるコンピュータ活用の方向を示しているように思う。

コンピュータと教育
佐伯 胖
4004203325

ドラえもん不思議サイエンス

 ドラえもんの漫画を元に、様々な科学現象が説明されている。
 章のタイトルは、光の性質、熱の性質、燃焼の秘密、音の秘密、力と運動、電気の秘密、磁石の秘密、空気の秘密、四季と天気、物質の三態、時間の秘密、宇宙の秘密、宇宙探検。
 これだけでも、本書の密度が濃いことが伺えるであろう。そう、ドラえもんポケットは、科学の宝庫なのだ。身近なところから、科学に迫る格好の素材だ。

ドラえもん不思議サイエンス
綿引 勝美
4092590601

一家に1枚周期表

Shuuki2  文部科学省が新しく作った周期表が、なかなか良くできているので、3枚購入した。(1枚100円)
 それぞれの元素がどんなことに応用されているか書かれており、関心が持てるように工夫されている。カラフルで、デザインもきれいなので、居間に1枚と、廊下に1枚貼る。元素記号は、国際的な化学の言葉の元である。小さいときに馴染んでおくのも、決して無駄ではないだろう。

 「水素はH、酸素はO、炭素はC、これだけは知っておくといいよ。」と、小学2年の長男に言う。ついでに、水はH2Oという分子になることも伝えておく。詰め込みでもなんでもない。きっかけづくりである。折りにふれて周期表を見ることが、将来化学を理解する布石になる。
 長男は表を見て、「ラジウムって、キュリー夫人が発見したんだよね。」などと言っていた。絵本で見たのであろう。

 理科離れと言われているが、理科は自然そのものを見つめるものなのだから、離れるもなにも、まわりにごく普通にあるものだ。それらに目を向けさせる機会を多くすればよいだけのことである。

 一家に1枚周期表について(pdfファイルあり)
 一家に1枚周期表(販売方法)について
 できました「一家に1枚周期表」(いきさつ、コンセプト等)

群馬おもしろ科学展

kagakuten1  高崎高島屋の6階展示場で行われた群馬大学主催の「群馬おもしろ科学展」に家族で行く。様々な理科実験を体験できる。子どもたちは、鉱物標本にさわったり、コバルトのあぶり出しをしたり、分子模型を組み立てたりして楽しんでいた。

kagkuten2  モーターの工作教室にも参加させてもらった。エナメル線の上半分を紙 ヤスリで削ったものを2枚の磁石ではさみ、消しゴムとクリップの軸受けに置く。コイルを巻いて電池につなぐと、見事に 磁石がまわり、子どもたちも喜んでいた。

 群馬大学の学生さんは、親切に教えてくれ、子どもたちは良い体験ができた。学生さんにとっても充実感があったのではないか。日本は、技術立国としての地位を保つことが必要であろう。そのためには科学に興味を持つ層を厚くしていくことが不可欠と感じている。このような企画が数多くなされ、科学に接する機会が身近な場所で増えることも大切だと思う。

トロン

 ディズニー最初のCG映画は1982年公開の「トロン(TRON)」である。公開当時、大学生であったが、CGに興味を持っていたので映画館へ見に行った記憶がある。ネットワークの世界に生きる悪の組織を倒すという話だったようだ。肝心のCGの部分は、当時でもそれほどインパクトを感じなかったように思う。バイクのような乗り物に変身して疾駆するCGが有名なシーンだったようだ。CGを画面全体で使うエポックメイキング的な作品なのだろうが、実写とCGがあまりに分離していたような印象が強い。ディズニーが表現の試行錯誤をした史跡的な作品か。でも、今見ると意外と興味深いかもしれない。

トロン
ジェフ・ブリッジズ スティーブン・リズバーガー ブルース・ボックスレイトナー

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