Dr.STONE 14

 「発熱速度の暗算がとんでもねえ。」

 アニメ「Dr.STONE」第14話は「MASTER OF FLAME」。御前試合で、主力を失った科学チームは苦戦を強いられるが…。
 発火条件の計算や心理戦など、頭脳を使う試合が繰り広げられる。原始の大地で数式が登場するという構造がそそるアニメ。

マスターオブフレイム

Dr.STONE 13

 「怒濤のケミカル・クッキングだ。」

 アニメ「Dr.STONE」第13話は「仮面の戦士」。最難関素材、硫酸を手に入れた千空は、塩酸、クロロ硫酸などを次々に合成し、サルファ剤に迫っていく。
 前半は化学のワクワク感が横溢し、後半は駆け引きをもったアクションが展開される怒濤のワンクール最終話。
 実に充実した13話であった。オープニングの音楽も素晴らしい。今後の展開にマックスの期待をもたせる極上のアニメーション。

仮面の戦士

Dr.STONE 12

 「人間はいつか必ず死ぬ。だが、その智恵は死なねえ。」

 アニメ「Dr.STONE」第12話は「背中合わせの仲間たち」。千空たちは、合成抗菌物質サルファ剤作成のための最難関素材、硫酸を求めて硫化水素が発生する奥地に向かうが…。

 多くの人を死に至らしめた硫化水素の恐怖をリアルに描き、決死の覚悟の人々を描くサイエンス・アドヴェンチャーとして秀逸な回。

背中合わせの仲間たち

Dr.STONE 11

 「人類が歴史上初めて科学で合成した文明資材、それはガラスだ。」
 「ガラスは化学の原点なんだよ。」
 「いつの時代にもいるってこった。黙って仕事に人生捧げてきた、本物の腕のおっさんが。」

 アニメ「Dr.STONE」第11話は「CLEAR WORLD」。千空は、村の職人カセキを引きいれ、ガラス細工によりフラスコ、ビーカーなどの化学実験器具を手に入れる。ガラスの重要さをリアルに描き、人類の化学技術の過程を示す真に感動を与えてくれる回。

CLEAR WORLD

Dr.STONE 10

 「1年4ヶ月でようやくたどり着いた。科学の根幹に。」

 アニメ「Dr.STONE」第10話は「薄っぺらの同盟」。敵か味方か判然としないメンタリスト、あさぎり・ゲンの眼前で、天空は発電機をまわし電灯をつける。ゲンは天空の生死について司に報告しようとするが…。
 屈折したものどうしのナイーブな友情がなぜか胸にしみる回。一筋縄でいかない物語だと実感する。

薄っぺらの同盟

Dr.STONE 9

 「降りてきたぜ、電気の神が。」
 「人類は科学で、夜に勝ったんだよ。」

 アニメ「Dr.STONE」第9話は「この手に科学の灯を」。千空たちは雷を用いて磁石を作り、発電を試みる。
 電気と電球という人類の偉大な発見・発明を再現した感動的な回。その絶妙なシチュエーションの設定に、つくづく感服する。

この手に科学の灯を

Dr.STONE 8

 「俺らは神様でも天才でもねえ。一歩ずつ一歩ずつ、地べた這いずり回って作ってくんだよ。」

 アニメ「Dr.STONE」第8話は「STONE ROAD」。天空は、万能薬、サルファ剤に向かう科学のロードマップを示す。これが実に素晴らしい。
 そして、天然の食材からラーメンを作る。無から有を生み出す術に関心していると、あっという間に回が終わってしまった。
 科学の手法を極めて具体的に分かりやすく示した充実の回。

STONE ROAD

Dr.STONE 7

 「人類の200万年は今、全部、俺のここにある。」

 アニメ「Dr.STONE」第7話は「200万年の在処」。司に樹木で動きを止められたコハクは、千空により助けられる。千空を案内した村には、自ら科学素材を集めた男、クロムがいた。
 クロムの操る「幻術」は、千空にとっては「科学教室」の枠を出ないものであったが、そのやりとりが実に面白い。科学の楽しさを存分に伝える、新たな展開が始まる回。

200万年の在処

Dr.STONE 6

 「どんなに石化がファンタジーだろうがな、科学の基礎だけは絶対に揺るがねえ。」

 アニメ「Dr.STONE」第6話は「石の世界の二つの国」。大樹は、千空の蘇生を試みる。一方、千空を葬ったと信じる司の前に人影が現れる。
 千空が定量的な台詞をはきながら滑車を作るシーンが素晴らしい。問題解決に向かって地道に突き進む姿勢に感銘を覚える。

石の世界の二つの国

Dr.STONE 5

 「宇宙に行けるだけの科学文明、俺が一から築いてやるよ。」

 アニメ「Dr.STONE」第5話は「STONE WORLD THE BEGINNING」。天空が石化を解き、科学文明の存在しない世界に起き上がったときを描く。一から地道に人類の進化の過程をたどる、濃密なカットバックの回。

STONE WORLD THE BEGINNING

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